15年間の河村市政の評価は…11/24投開票の名古屋市長選挙 各候補者が市民に訴えたい“イチオシの公約”
■知事や与野党各党に著名人の応援も…大塚耕平さんのイチオシ公約は「給食費の無償化」
出陣式会場のゴミ拾いから活動をスタートさせたのは、前参議院議員の大塚耕平さん(65)です。「市民税減税」の効果の検証など、河村市政の政策を再点検し、名古屋市政をアップデートさせたいと訴えています。 大塚耕平さん: 15年間同じ話題で一カ所に立ち止まっていたら、世界からどんどん取り残されます。名古屋をアップデートさせてください。 出陣式には河村前市長との対立姿勢を示す、愛知県の大村秀章知事のほか、推薦を出す国政の与野党各党の国会議員らが勢ぞろい。 さらに、独自候補の擁立を断念した自民党市議の姿もありました。 Q.自民党は独自候補の擁立を断念しましたが 自民党名古屋市議団の藤田和秀団長: 色々な協議がありましたけど、我々自民党は揉めるときはめちゃめちゃ揉めますが、決まったら一枚岩でやる。 国民民主党出身の大塚さんの支援を決めるまでに、紆余曲折があったことを伺わせますが…。 自民党名古屋市議団の藤田和秀団長: 河村(前市長)さんに分断されてしまいましたから、きちんと手を取り合えるような、そういうまず収束に向けた取り組みをやっていただきたい。 そしてビッグな人も応援に駆け付けました。大塚さんと中区大須の商店街を練り歩いたのは、友人という元中日ドラゴンズの山本昌さんです。知名度抜群の河村前市長に負けない人気者とともに、支持を呼びかけました。 大塚さんにイチオシの公約を聞きました。 大塚耕平さん: 給食費無償化ですね。国では手取りを増やす政策が話題になっていますよね。結局給食費を無償化すると、お父さんお母さんたちの可処分所得を増やすことに繋がるので、(必要な)金額は分かっていますから、あとは財源について議会と話して決めてできれば来年度からやりたいですね。
■推薦団体の集会を精力的に回る…尾形慶子さんのイチオシ公約は…
広沢さんや大塚さんの間に割って入ろうとするのが、「緑の党・東海」共同代表で共産党の推薦を受ける尾形慶子さん(67)です。 尾形慶子さん: 金持ち減税のために大損させられました。超不公平な金持ち減税はやめなければいけません。みんなが恩恵にあずかれることをなぜやらないんですか。 尾形さんは、市民税減税や名古屋城天守閣の木造復元の中止を訴えているほか、異常気象や災害に対応できる街づくりを進めたいとしています。 出陣式を終え街宣車に乗り込んだ尾形さんが向かった先は、中村区のレンタルスペースで行われていた支援者による「女子会」です。 女性が子育てや仕事をしやすい環境整備も訴えている尾形さん、女性ならではの悩みなどを支援者から聞き取りました。 尾形慶子さん: (テーマは)女子が持っている悩みと解決策。 参加した女性: 災害の時に、例えば女性が避難場所において、着替えもままならないことが発生したりしたらイヤだなぁ。 そして集会終了後、尾形さんはすぐに別の会場に移動し、再び支援者との意見交換を始めました。 推薦を得た団体の集会を精力的に回った、尾形さんにイチオシの公約を聞きました。 尾形慶子さん: 住まいの断熱改修を進めるということです。中小零細業者に発注して、その場合に名古屋市が補助金を出す。とっても住みやすくて快適、暑くもなく寒くもない。光熱費が非常に少ない、というようなことを進めていくのが、私のイチオシですね。ですから、地球温暖化対策でありながら、優れた経済対策である。 名古屋市長選には他にも4人が立候補し、1969年に並ぶ過去最多の候補者数となっています。11月24日の投開票まで、熱い論戦が期待されます。 2024年11月11日放送 (東海テレビ)
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