楽園の海「2025!年末年始ダイビング」
楽園の海、案内は水中カメラマンの長田勇さんです。今年初めての楽園コーナーです。本年もよろしくお願いいたします。 長田勇さん「今年も宜しくお願いします!きょうは昨年の潜り納めと2025年初潜りの様子をご覧頂きます。」 恒例ですね、初潜りの映像を見ると新しい年を迎えた感がいたします。早速ご覧いただきましょう。 那覇市 三重城港・スイミー号 気温20℃。 長田勇さん「年末、12月30日、潜り納めをしてきました。スイミー号にのって向かう先はケラマ諸島。」 波が穏やかですね。 長田勇さん「雲の多い1日でしたが「黒島北」で潜ります。ここのポイントの定番、ネムリブカのお家を覗いてみると」 いますね! 長田勇さん「定位置キープでくつろいでいますが貫禄ありげに泳いでくれましたよ、夏に会った時より若干大きく成長した感じでした」 やっぱり迫力ありますね、そしてダイバーさんたくさんいますね。 長田勇さん「年末ラストは「ウチザン礁」ポイントです。ここの主的存在のロウニンアジが、ダイバー1人1人に年末の挨拶まわり。」 ことしもありがとうざごいました、と言ってるんでしょうかね、堂々しています。 長田勇さん「そうですね!無事2024年潜り納め完了です。」 変わってこの神々しい光は!? 長田勇さん「はい元日です!三重城港にて初日の出を拝みました。スイミー号に映る影は私ですさっそく慶良間諸島へ」 今年はすばらしいお天気に恵まれましたね。 長田勇さん「ほんとに!暖かかったんですよ!(気温20℃)ポイントは座間味島の「ドラゴンレディ」順番にエントリーです。] 透明度が高い! 長田勇さん「ここは、綺麗な砂地が広がる海底に、いくつかの根が点在するポイント。群れているのはスカシテンジクダイ。透き通ったお魚です。」 みなさんうれしそうです、元日に潜るなんて 感激もひとしおですね。 長田勇さん「そうですね、透明度は25m。水温は22.5℃。皆さん、いい笑顔です。」 ん?なにかいるのでしょうか 長田勇さん「元日早々、干支に因んだ生き物ゲットです!今年の干支はヘビですが、これはトンガリホタテウミヘビ。」 トンガリホタテウミヘビ!! 長田勇さん「ウミヘビは、鱗の有り無しで爬虫類と魚類に分類されている生き物なのですが、この個体は鱗がないので魚類。筍のように砂から5cm~6cmほど顔出してます。でも体長は1m。」 体の大部分が砂の中なんですね! 長田勇さん「夜行性のため、昼間はこの状態で休憩してます。」 長田勇さん「サンゴの白化が至る所で見られた昨年。イソギンチャクも白化しています。でも、サンゴと違って自力で栄養を取れるので、今は白くてもいずれ元に戻ります。」 今ならではの色、なんですね。 長田勇さん「住処としているハマクマノミも元気。」 かわいい。なんだか笑顔のようです。 長田勇さん「そして!私にとっての「初日の出」となる、水中から見る太陽を撮影して、1ダイブ目終了です。」 長田勇さん「この日はコンディション最高でしたしかも、初潜りの1本目でその年の干支と記念撮影出来たのは確か初めてです。」 良い年の幕開けだったんですね。 長田勇さん「はいそうですね。この日の最後のポイント、渡嘉敷島の「アリガー南」です。 美しいですね、透明度も高い。 長田勇さん「大きなテーブルサンゴや枝サンゴも生き生きとしてます。真っ赤なイソバナもたくさん生い茂っていて綺麗ですね~。まるで楽園のような海を泳いでいると、目の前にタイマイが現れてくれました。慌てて逃げる様子もなく、ゆっくりと泳いでくれたので撮影もバッチリ。」 もうこうなると竜宮城ですね。 長田勇さん「縁起物っぽく見える生き物なので、正月の記念撮影には、一番適した水中生物かもしれませんね。」 鶴は千年、カメは万年、ですから!おめでたいです 長田勇さん「こちらは、優雅に泳ぐアオウミガメ。癒されますね~。」 心地よくて眠くなりそう 長田勇さん「ここのポイントは、ダイバー慣れしたウミガメが数多く棲息しているので、急いで逃げることもなく、皆さんにカメラ向けられてました。元日から、のんびりとしたダイビングをする事が出来て、気持ちよかったです。」 長田勇さん「昨年は、沖縄本島を中心に潜っていたので、今年は離島へ行く回数を増やそうかなって思ってます。」 ありがとうございました。楽園の海でした。 取材協力 「おきなわトロピコ」「Diving Shop Suimy(スイミー)」