「空白の12日間」を問題視 アメフト部員・違法薬物事件めぐり日大・林真理子理事長らが副学長に進退迫る
日テレNEWS NNN
日大アメフト部員をめぐる違法薬物事件への対応をめぐり、林理事長や執行部が澤田副学長に対して、自らの進退について自身で判断するよう促していたことが明らかになりました。大学側がアメフト部の寮を調査し見つけた大麻とみられる植物片を澤田副学長が大学本部で保管し、警視庁に届け出るまでに12日間かかった、いわゆる「空白の12日間」が問題視されています。 ◇ 19日朝、渦中の人、日本大学のトップ・林真理子理事長は―― 日本大学 林真理子理事長 「おはようございます」 ――林さん、お話をうかがいたいんですが 記者の問いかけに答えることなく自宅を出ました。 2人目の逮捕者が出た日大アメフト部員をめぐる違法薬物事件。8月に開かれた会見に林理事長とともに出席していたのが澤田康広副学長です。 その澤田副学長は19日朝―― ――林理事長から辞任を求められている件についてどのようにお考えでしょうか? 無言のまま、車に乗り込みました。 薬物事件への対応をめぐり、林理事長や執行部が澤田副学長に対して、自らの進退について自身で判断するよう促していたことが明らかになりました。 今年7月、大学側がアメフト部の寮を調査し大麻とみられる植物片を見つけましたが、澤田副学長が大学本部で保管。警視庁に届け出るまでに12日間かかった、いわゆる「空白の12日間」が問題視されています。 8月の会見で、澤田副学長はこのように説明しました。 日本大学 澤田康広副学長(今年8月) 「(大麻なら)学生にきちんと反省をさせて、自首をさせたいというふうに考えていましたが、その日にはまだ自首できる状況ではないという判断に至りました」 日大は、近く提出される第三者委員会の報告書で事実関係が明らかになり、その意見を受け止めて学校としての最終的な結論を出すとしています。