ＮＢＡのセブンティシクサーズは２０日、スターセンターのジョエル・エンビードと複数年の契約延長に至ったことを発表した。パリで８月撮影（２０２４年　ロイター/Evelyn Hockstein）

［２０日　ロイター］ - 米プロバスケットボール協会（ＮＢＡ）のセブンティシクサーズは２０日、スターセンターのジョエル・エンビード（３０）と複数年の契約延長に至ったことを発表した。 チームは詳細を明かしていないが、複数メディアの報道によると、エンビードとは既存契約の２年に３年の延長を加えた５年総額３億１００万ドル（約４３３億円）の新契約となる。 エンビードはチーム発表の声明で「私はシクサーズの一員としてキャリアをスタートしたが、最後までここにいたいと思っている。カメルーン出身の２０歳の青年としてドラフトされた時、フィラデルフィアにいるのがどれほど幸運なことか分かっていなかった。山あり谷ありといったなか、この町とファンは全てだったし、私を受け入れてくれたことに心から感謝する」と述べた。 ２０１４年ドラフト全体３位指名でシクサーズ入りしたエンビードは、オールＮＢＡに５回選出され、オールスターには７年連続で選ばれている。また、２２年から２年連続の得点王、２３年にはシーズン最優秀選手（ＭＶＰ）にも輝いた。 昨季は膝のけがに悩まされて３９試合の出場にとどまったが、レギュラーシーズンで１試合平均３４．７得点、１１．０リバウンド、５．６アシストとトップクラスの成績を残した。キャリア通算では４３３試合出場（全て先発）、シクサーズ史上最高の１試合平均２７．９得点を記録し、１１．２リバウンド、３．６アシスト、１．７ブロック。