「ジェット機を20機買った」…虚偽話で3億円!コンサル代表と共謀か「かわいい」と評判の元女性社長
「世界中に支店を持っていて、本社は(米国の一等地)ビバリーヒルズにあります」 「投資用にジャンボジェット機を20機現金で買いました。外資系の不動産企業で売り上げトップになり年収は8億円ある」 【よく見ると】「ジェット機20機買った」…虚偽で3億円の女性役員「かわいい」と評判の妖艶写真 容疑者たちは、こう羽振りの良さを強調し顧客を騙していたという。 警視庁生活経済課が11月6日に金融商品取引法違反(無登録営業)の疑いで逮捕したのは、コンサルティング会社『リートジャパンホールディングス』(以下、R社)代表の李基道容疑者(39)ら男女6人だ。容疑者らは、R社がアフリカのコンゴでリチウムイオン電池などに使われるコバルト鉱山の採掘に携わっていると顧客に虚偽の説明をしていた。事業に実態がないにもかかわらず、投資を募っていたとみられる。 ◆「それが恩義ある人間に対する態度なの」 「逮捕容疑の事件は’20年秋に起きました。兵庫県内に住む男性ら4人を、R社の関連企業『セブンスターズジャパンホールディングス』(以下、S社)の未公開株を買えばコンゴの鉱山事業に投資できるなどと国に無登録にもかかわらず勧誘。月15%の配当が出るなどと主張していたそうです。 李容疑者らは、相手を信用させるために『大手総合商社もからんでいる』『自宅は米国にあり隣には有名スポーツ選手が住んでいます』とも話していたとか。著名人とのツーショット写真を出すこともあったそうです。それでも顧客が疑うと『それがカネ儲けさせようという恩義ある人間に対する態度なの』などと高圧的に。被害男性らは約2600万円を出資しました。しかし、配当が払われたのは一度だけだったようです」(全国紙社会部記者) 被害に遭ったのは兵庫県の男性たちだけではない。警察によると李容疑者ら6人は、’20年7月から’21年8月にかけ別の会社の資料を使い全国200人以上から3億円近くを虚偽話で集金していたという。李容疑者と共謀したのが、S社の女性社長だった黒田茜容疑者(31)だ。ネット上では一部で「かわいい」と評判になっている。 「李容疑者や黒田容疑者らは、嘘の投資話で集めた多額のカネをキャバクラや海外旅行、高級ブランド品の購入などの遊興費に使っていたそうです。一方で、警察には『R社からの配当が滞っている』などの相談が多数寄せられていました。警察は容疑者たちの認否を明らかにしていません」(同前) 本誌カメラマンは、逮捕直後の容疑者たちの姿を11月6日に撮影した。李容疑者は悪びれた様子はなく、真っすぐ前を向き警察署へ。警察車両の後部座席でふてくされたような態度をみせていた黒田容疑者は、報道陣へ視線を向けることはなかった。 R社のコバルト投資話の被害者は他にも全国にいる可能性があるとして、警察はさらに捜査を進めている。
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