"消えずの灯明"で餅焼き、無病息災願う 森町の大洞院で3日まで
森町橘の大洞院で3日まで、新年の伝統行事「餅焼き」が行われている。初日の元日から、家族連れなど多くの参拝客らが訪れ〝消えずの灯明〟で焼いた餅をほおばりながら「無病息災」を願った。 大洞院には約600年前の開山から続くとされる灯明があり、この火を調理に用いて食すと、健康に過ごせるといわれている。参拝客は、境内に設置されたいろりや七輪で餅を焼き、しょうゆを垂らしたり、のりを巻いたりして味わった。 岐阜県から帰省し、両親とともに足を運んだ会社員笹村直さん(58)は「身体の健康はもちろん、家族みんなが清らかな気持ちで、互いに信じ合える関係であり続けたい」と話した。 午前8時~午後3時まで。餅代などは有料。
静岡新聞社