「NGT48」キャプテン就任の北原里英が誓うファンへの恩返し
AKB48グループ国内5つ目のグループとして、10月から新潟を拠点に始動する『NGT48』でキャプテンを務める北原里英。キャプテンとして最後発グループを引っ張るプレッシャーは相当なものだろうが、その力強いまざなしの裏には今も心に深く刻まれているファンとのある思い出があった。
「あと何年、アイドルを続けて行けるのかな?」
3月にさいたまスーパーアリーナで開催された「AKB48春の単独コンサート~ジキソー未だ修行中!~」で『NGT48』への移籍とキャプテン就任が発表された北原。07年に『AKB48』に加入後、数多くのシングル曲で選抜メンバーを務め、大島優子や指原莉乃、横山由依とともに派生ユニット『Not yet』のメンバーとしても活躍してきた北原にとっても、『NGT48』のキャプテン就任に関しては迷いがあったという。 「私の場合はサプライズで言われたわけではなくて、発表の前に『NGT48にキャプテンとして行かないか?』と言われていて。正直、すごく悩みました。『NGT48』に関しては、これからオーディションを始めるという段階で、本当に何もないところから、グループを一から作り上げていくという作業になります。私自身、『あと何年、アイドルを続けていけるのかな?』ということもありましたし」 人気メンバーとして『AKB48』を支えて来た北原も23歳。ソロ活動では幼い頃からの夢だった女優として映画やドラマで活躍する中、“卒業”という選択肢を考えていたとしても決して不思議ではない。実際、北原本人も「『AKB48』に入って8年目なので。卒業は普通に視野に入れて活動していました。それはメンバーみんなが考えるべきことだと思うし、特別なことだと思っていないです」と語る。 内なる葛藤を経て、『NGT48』のキャプテンという道を選んだ北原は、発表の直後に更新した自身のブログで、「自分のやりたいことが、出来る気がした」や「最近、女優以外にもやりたいことが見つかりました。それは、まだ漠然としているんですけどそれが新潟では出来るような気がしました」とその心境を綴っているが、目の前の北原に発表された瞬間の心境を聞いてみると、「『本当に発表されるのかな?』みたいなところもあって。実際に発表された時は逆にホッとしたというか、すごく『やるぞ!』という気持ちになりました」と真っ直ぐな瞳で答えた。 こうして人生の大きな決断を下した北原は、新天地となる新潟について、「新潟には『NGT48』のお話がある前から、お仕事でも、プライベート行ったことがあります。去年も片貝の花火大会に友達と行ったのですが、すごく楽しかったし、新潟には本当に良い思い出しかないですね」。 さらに、「私、食べることが大好きで。前回、訪問させて頂いた時にはお刺身とタレカツバーガーを頂いたのですが、本当に美味しかったです。新潟には美味しいものがたくさんあるので、メチャクチャ楽しみにしています」と茶目っ気たっぷりに話す。