サッカー=女子カナダ代表、前監督らは復帰せず ドローン偵察騒動
[12日 ロイター] - カナダ・サッカー協会は12日、今夏のパリ五輪で同国女子代表チームのスタッフが相手チームの練習をドローン(無人機)で偵察した問題に関する調査結果を受け、停職中のベブ・プリーストマン監督が今後、復帰することはないと発表した。 カナダは7月、パリ五輪で初戦の対戦相手だったニュージーランド(NZ)代表から、カナダ代表のスタッフが飛ばしたドローンによって練習が妨害されたと非難された。これを受け、国際サッカー連盟(FIFA)は調査を行い、プリーストマン監督とスタッフ2名に1年間の活動停止処分を科していた。 一方、カナダ・サッカー協会も独自に調査を行った結果、プリーストマン監督らについて、処分が明けても復帰させることはないと決定。同協会のケビン・ブルー最高経営責任者(CEO)らは「独自の調査により、今回の出来事そのものが、代表チーム内で過去から続いてきた困難で受け入れがたい文化の表れであったことが明らかになった」とコメントした。