ジャイアンツは“選外”に…巨人が獲得できなかった大物(5)阪神との“一騎打ち”でも
2024年シーズンは、4年ぶりのセントラル・リーグ優勝を目指す読売ジャイアンツ。これまでの歴史を振り返ると、フリーエージェント(FA)市場などで実績ある選手の獲得に成功してきた。一方で、近年は大型補強に乗り出すも、失敗に終わるケースも増えている。ここでは、巨人が獲得できなかった大物選手を紹介したい。
メル・ロハス・ジュニア
・投打:右投両打 ・身長/体重:189cm/110kg ・生年月日:1990年5月24日 ・経歴:ワバッシュバレー大 - 米マイナー - 韓国・KT 韓国プロ野球(KBO)で圧倒的な成績を残し、2021年に阪神タイガースに加入したメル・ロハス・ジュニア。読売ジャイアンツも獲得を狙っていたが、争奪戦に敗れた。 2017年のシーズン途中に、韓国のKTウィズに入団したロハス。すると、翌2018年には打率.305、43本塁打、114打点という成績を叩き出した。 さらに、2020年は打率.349、47本塁打、135打点という圧倒的な数字を残し、打撃2冠(本塁打王・打点王)とMVPに輝いた。同年オフには日米韓の複数球団による争奪戦に発展し、2年契約で阪神入りを決断した。 しかし、NPB初年度は21打席連続無安打というまさかの出だしに。徐々に適応を見せたが、同年は60試合の出場で打率.217、8本塁打、21打点と韓国で残した成績とは程遠い数字に終わった。 翌2022年も89試合に出場したが、打率.224、9本塁打、27打点と成績を伸ばせず。本領を発揮できないまま、同年限りで退団となった。 その後はメキシカンリーグでプレーし、今季から再び韓国のKTウィズに加入している。
ベースボールチャンネル編集部