福島県須賀川市内歩いて魅力発見を 元復興庁応援職員の高木さん 10月から「街さんぽ」
復興庁福島復興局の元応援職員の高木俊大さん(40)は10月から、テーマを決めて福島県須賀川市内を散策する企画「すかがわ街さんぽ」をスタートさせる。「須賀川を、いつ来ても何か楽しいことをやっている場所にしたい」と意気込む。 高木さんは埼玉県出身。以前は旅行会社務めていたが、東日本大震災を「被災地を支援したい」と応援職員になり、須賀川観光協会で市内の魅力発信に努めた。日々働く中で、フリーマーケット「Rojima(ロジマ)」など若者が努力し、活躍できる場がある須賀川市にどんどん引かれていった。一度市内を離れた後、観光の中の食を重視するため、栄養士の資格を取得。須賀川に移住し、今年4月に旅行会社「ふっくら」を設立した。 第1弾の題材は「ヨガさんぽ」。5日に街中でウオーキングしたり、ヨガに取り組んだり朝活を楽しむ。大束屋珈琲店でモーニングを味わう。さらに、地元スイーツなどを楽しみながら走る「machi―RUN」(14日)、市内の伝統行事松明あかしの由来となった古戦場を巡る「すかがわ古戦場めぐり」(26日)などを予定している。
高木さんは「須賀川を訪れるハードルを下げ、多くの人にまちの魅力を発信していきたい」と語る。 2日午前9時から参加を募る。参加費はヨガさんぽとmachi―RUNが1500円、古戦場めぐりが500円。応募はQRコードを読み取ると、つながる専用フォームから。企画の詳細などはふっくらのインスタグラムで順次公開する。問い合わせはふっくらへ。