ドン小西が認める小池百合子氏のミニスカファッション 蓮舫氏の襟立ては「20年前の女子アナ!」
小池百合子都知事と蓮舫氏の戦いに注目が集まる都知事選。辛口評価で知られるファッションデザイナーのドン小西氏(73)に、小池、蓮舫両氏のファッションについて語ってもらった。着こなしから見えてくる政治家としての“格”とは。 【写真】まだあどけなさも? 22歳当時の蓮舫氏 * * * ファッションにはその人の内面が表れるものだけど、小池さんは元キャスターだけあって、そこらのダッサい政治家とはわけがちがう。したたかにセルフプロデュースをしてるよね。 まずはミニスカート。彼女、一般人とは感覚が違うから「70過ぎてるのに……」なんて考えない。足のラインがきれいだし、しかもミニはミニでもタイトスカートなんてはいちゃうから、心得たもんだよ。 BWH(バスト・ウエスト・ヒップ)は、いつも意識して服を着ていらっしゃるね。肩はある程度大きく見せて、キュッとウエストをくびれさせて、そこから腰に向かって広がっていく、彼女なりのXラインを大事にしてる。小池さんは、どうすれば自分が最も魅力的に映るのか、客観的に捉える目を持ってる人だね。 国政に出たばかりのころなんて、ずいぶん“おじさんキラー”だったと思うよ。派閥問わず、どんな政治家にも「あら~先生~」って寄っていってかわいがられていたタイプじゃない? もし銀座のママだったら間違いなくナンバーワンになってたね。 ま、おじさんがコロッと引っかかるのも無理はないな。俺も昔、小池さんには何度も取材したし、彼女が環境大臣だった時はクールビズの推進プロジェクトで一緒になったけど、正直ムラッときたこといっぱいあるもん(笑)。
■市松模様のストールに透ける「計算」 でも都知事になってから8年が経って、さすがに体型も変わってきている。最近では、肩ががっしりとした派手めのジャケットが多くなったよね。テレビ映り的に胸元が寂しいと思ったら、首まわりにアクセサリーや得意のストール。 年を取ってくると特に、顔をピリッと見せるには胸元や首元をシャープに締めるのが大事なんですよ。東京五輪の時は、エンブレムの市松模様をあしらったストールがずいぶんお気に入りでよく首に巻いてたけど、自分を引き立たせる柄だってことはもちろん計算済みでしょう。 自分の見せ方やキャラクターを磨きあげてきた小池さんは、何を着ても小池さんよ。下からクッと見上げるような流し目といい、歩くときの身のこなしといい、独特じゃない。 政治家の一番の仕事はスポークスマンでいることで、リーダーという役を演じる役者であればいい。いくら立派な政策を掲げたところで、知事一人の力でどうにかなるものではないし、台本を書いて実際に手を動かすのは都庁の役人なんだから。そういう意味では、すっかり東京という世界に誇るビッグシティの顔になった小池さんは、唯一無二の存在だよ。あの重厚さというかカリスマ性は、蓮舫さんには出せないね。