「ホントにツキがなかったなぁ」大谷翔平がいま明かす“衝撃の告白” じつは「運が悪かった」と感じていた…「なぜゴミを拾うのか?」の真意とは?<単独インタビュー>
ホントにツキがなかったな
――開幕前に大谷さんは「バッティングに関しては太い枝ができている」と仰っていましたが、今年はさらに前へ進んだ感じはありますか。 「ありますね。スイングに関しては基本的なことができているかどうかが一番なんです。バッティングというのは、いかに可能性を広げていくかという確率のゲームでもあります。打てる確率をフォームによって上げていく作業をしているんですが、正しく構えて、タイミングを合わせて、イメージ通りの軌道でスイングすれば、ヒットやホームランを打てる可能性は限りなく広がります。そうすれば数字は残りやすくなるんですが、最後、そこにツキという要素が加わってくるのが野球の厄介なところです」 ――ツキ? 「とくに今シーズンの前半はツイていなかったなということが多くて、運が悪かったと思っています。僕の感覚では8月も最悪で、ホントにツキがなかったなぁと……114、115マイルのライナーを打っても捕られるし、強いゴロが野手の真正面に行く。ホームランだけがヒットになるみたいな感じで、なんともなりませんでした。逆に9月はいい数字が残ったんですが、とくに状態がよかったというわけじゃなく、やたらとツイていた。野手の間を抜けてくれるし、『ああ、ファーストゴロだ』と思った当たりが相手の守備力のおかげでヒットになったこともけっこうあって、月ごとに考えると運の要素でかなり数字がバラついていましたね。ファンのみなさんは数字にこだわると思いますが、プレイヤーとしては感覚にこだわっていかないと、長いスパンで見たときの数字が残らないんです。運がもたらしてくれた数字はやがて収束してしまいますし、結局は実力に伴う数字に近づいてきます。となれば、数字より感覚を大事にしたほうがいいよね、と思います」 ――ツキを取り戻すために、何かしていることはないんですか。一生懸命、落ちてるゴミを探すとか(笑)。 「それはないですね。ツキはもう、どうにもできない。短いスパンで見たときのツキは、運の良し悪しでしかないと思うんです。これが10年、20年、30年となれば、ゴミを拾うとか、普段の行いが周りとの関係を作ってくれて救われることもあると思います。でも打球が抜けるかどうかは、野球の神様のみぞ知るところで、その要素を験担ぎによって広げようということはありません。ただツキがなかったな、と解釈したほうが、自分がやろうとしていることは間違ってないと正確に測れますからね」
【関連記事】
- 【続きを読む】「2人で暮らして楽しみは増えました」大谷翔平がリアルに語った“真美子夫人との結婚生活”ささやかな幸せ「ホラーな映画が奥さんは好きで…」
- 【写真】「とても美しくてビックリ!」日本人が驚いた“ナマ翔平&真美子さん”の華麗すぎるウォーキング姿。「大谷さん…Tシャツはち切れそう…」ムキムキすぎる腕と胸板! ベッツ・由伸と親愛ハグなど【ショウヘイの愛される日々】も全部見る
- 【あわせて読みたい】米国人番記者がいま明かす「オオタニにベテラン勢から不満の声もあった」半年間でベッツもカーショーも大谷翔平を尊敬「水原一平事件で“壁”が消えた」
- 【こちらも】「オオタニは言い訳できない」ロバーツ監督、異例の苦言のウラ側…大谷翔平と監督の信頼関係、ドジャースのエースが明かす「ショウヘイにも公平なんだよ」
- 【話題】結婚は大谷をどう変えたのか? 監督へのプレゼントも「実際は真美子だと思うよ(笑)」家族との時間が生んだ“ある変化”「1人でいるよりも…」