悔し涙にうれし涙…ハロプロ研修生が実力競うテスト開催 頂点に「歌がうまい」12歳・林仁愛
モーニング娘。’24やアンジュルム、Juice=Juiceらが所属するハロー!プロジェクト(ハロプロ)。そこでデビューを目指すハロプロ研修生による『Hello! Project 研修生発表会 2024 ~春の公開実力診断テスト~』が4日、東京・TACHIKAWA STAGE GARDENで行われ、愛知県出身の中学1年生が頂点に輝きました。 【画像】ハロー!プロジェクトの未来を担うハロプロ研修生12人 『実力診断テスト』はハロプロでデビューすることを目標に、歌やダンスの練習に励む研修生たちがソロでパフォーマンスを披露。シャ乱Qのまことさん(55)やハロー!プロジェクトOGの稲場愛香さん(26)、小片リサさん(25)たち審査員と、ファンの投票でベストパフォーマンス賞を決めるイベントです。これまで頂点に立った研修生の多くがハロー!プロジェクトのグループへの所属が決定するなど、デビューの夢をかなえてきました。
最年長は17歳の高校3年生から、最年少は11歳の小学6年生まで、平均年齢13.3歳の12人が参加。指定された楽曲から自分で選んだ『課題曲』と、選曲・衣装・パフォーマンスを自身で考案した『自由曲』の2曲を1人ずつステージ上でパフォーマンスし、競い合いました。 課題曲では、最年長である河野空愛(かわの・そあら)さん(17)が、モーニング娘。’23 の『すっごい FEVER!』を披露。できばえに納得がいかなかったのか、直後に涙を浮かべ、「自分に負けそうになったので、少し声が震えたのが残念でした」と伝えると、会場から拍手が。審査員で、研修生の歌唱指導をする上野まり子さんから「出てきたときに華があります。それをまず、信じよう」と、ねぎらいの言葉がかけられました。
■頂点に立った中学1年生 歌唱力が評価「拍手を何度も送りたくなる」
悔し涙も生まれる中、今回のベストパフォーマンス賞に輝いたのは、愛知県出身の中学1年生・林仁愛(はやし・にいな)さん、12歳。総得票数のほぼ半数を獲得しました。 林さんは課題曲でこぶしファクトリーの『念には念』を選曲。審査員の上野さんから「(ステージに)入ってきて、イントロが鳴った瞬間に世界に入っていたのが素晴らしかった」と高く評価されました。 自由曲では白黒のチェックの衣装でJuice=Juice『プラトニック・プラネット』をパフォーマンス。力強い歌声を響かせた林さんは、審査員の稲場さんから「歌がうまい。拍手を何度も送りたくなるくらい」と称賛されました。
林さんは受賞について、声を震わせながら「自分の努力がみなさんに伝わったんだなって思うと、すごくうれしいです。ありがとうございます」と、喜びの気持ちを伝えました。 他にも、審査員特別賞を4人が受賞。『稲場愛香・小片リサ賞』に西村乙輝さん(中2・13歳)、『歌唱賞』に吉田光里さん(中1・12歳)、『ダンス賞』に杉原明紗さん(中1・12歳)、『まこと賞』に相馬優芽さん(中2・13歳)が輝きました。