【続報】登山者が油山でエミューを発見 飼い主のもとに戻る「垂直跳びで2メートル」ジャンプ力で柵を越えた? 福岡
FBS福岡放送
福岡市の油山で目撃情報が相次いでいた大型の鳥「エミュー」が10日午後、見つかりました。発見されたエミューの姿を、取材班のカメラが捉えました。 【画像】登山者が油山でエミューを発見 飼い主のもとに戻る「垂直跳びで2メートル」ジャンプ力で柵を越えた? 福岡
■元木寛人アナウンサー 「果たして、エミューはいるのか。山頂を目指して登ります。」 7日に「ハイキング中にエミューを目撃した」と通報があり、警察が近くにあるエミューの飼育場に確認したところ、高さおよそ1.8メートル、体重およそ80キロのエミュー1頭がいなくなっていました。 10日午前10時すぎ、取材班は福岡市の油山に入り、まずはエミューが目撃された山頂付近を目指します。 ■元木アナウンサー 「登山者によりますと、エミューはこの場所に突然、姿を見せ道をふさいでいたということです。山の中を歩いて1時間ほど経過しましたが、ここまではエミューの気配を感じることはできません。」 ■登山者 「いなかった。」 「いませんでした。変な鳴き声とか聞かなかったし。」
山中を3時間ほど取材しましたが発見には至らず、諦めかけていたその時でした。 ■元木アナウンサー 「先ほど、登山者がエミューを見つけたという情報が入りました。」 現場に急行しました。 ■元木アナウンサー 「油山山頂からおよそ600メートル離れたところです。エミューを抱きかかえている様子です。」
午後1時半すぎ、登山者がエミューと見られる巨大な鳥を発見しました。やさしくなで、落ち着かせるようにしていました。 見つけた人は「登山中に鳴き声が聞こえたので、行ってみたらエミューがいた。人なつこかったので落ち着かせた」と話していました。ケガをした人はいませんでした。 今回、エミューがいなくなった飼育場では、ことし2月にも別の個体がいなくなり、その後、捕獲されています。
■吉村史織アナウンサー 「こんにちは。柳瀬さんでいらっしゃいますか。」 こちらは、エミューがいなくなった飼育場とは別の飼育場です。佐賀県基山町でエミューを飼育して10年目となる「きやまファーム」の柳瀬浩司さんに、エミューの生態について聞きました。 ■きやまファーム・柳瀬浩司さん 「ちょうど、今の時期が産卵時期、11月から3月まで卵を産む時期なんですね。気性が荒くなっている時期ではあります。」 今回の”エミュー騒動”も、これからの産卵期が関係しているのでしょうか。 ■柳瀬さん 「多少はあると思いますよ。相性もあるので。追いかけられて、つい柵から飛び出てしまう。もともと垂直跳びで2メートルくらい跳ぶといわれているんですよ。」
エミューがいなくなった飼育場では、1メートル20センチの鉄の柵の上に、60センチのネットを付けていたということです。これを跳び越えてしまったのでしょうか。 油山でみつかったエミューは、午後3時半すぎに飼い主のもとに戻りました。 飼い主の男性は「戻ってきてよかった」と話していて、今後、鉄の柵を高さ2メートルのものにかえるということです。
【関連記事】
- 【発表】アジアゾウの名前は「決選投票」へ 6408件の応募から10の候補 死んだメスを含め4頭の名前を選んで 福岡市動物園
- 【旦過市場】「角打ち文化の象徴」戦前から続く立ち飲み店が仮設店舗でオープン 開店直後さっそく常連客が 再整備のため立ち退き…再出発 北九州市
- 【ピンクリボン月間】9人に1人の女性が乳がん「自分で発見できるがん」セルフチェックと検診で早期発見を 福岡
- 【九州初】「ブラック職場にしない」市役所の窓口受付を午前9時~午後4時に短縮へ 「時間外労働が前提」の現状を改善 福岡・古賀市
- 【カメリポ】かつての少年たちが夢中「ミニ四駆レース」商店街に響くモーター音 250メートルを駆け抜ける 福岡