「ウィルキンソン」販売数量17年連続で過去最高更新の見通し 業務用製品の好調と「タンサン レモン」による女性層獲得が寄与
アサヒ飲料の炭酸水ブランド「ウィルキンソン」の販売数量が、今年、17年連続で過去最高を更新する見通しとなっている。 1-11月累計の販売数量は前年同期比1%増の3097万ケース。 業務用製品の好調と「ウィルキンソン タンサン レモン」による女性層の獲得が販売を押し上げた。 12月17日、年末会見で米女太一社長は「一流のバーテンダーさんが常に瓶入りの『ウィルキンソン』を使うという世界が徐々に広がっている。女性のお客様にお買い上げいただく数が増えたのは『タンサン レモン』の訴求が大きかった」と振り返る。 成長の源泉にはブランド力を挙げる。 「ブランドを磨き続けていることが一番だと思っている。広告と店頭で“刺激、強め。”の提供価値を訴求し続けており、それにプラスアルファを順次積み重ねていったのが今回の結果につながっているのだと思う」と語る。 発売120周年の節目を記念して7月15日を「WILKINSONの日」と制定するなど、様々な施策やイベントを実施して顧客接点を拡大したことも奏功した。