【フィギュア】高橋星名、男子SP首位発進「自分に自信を持てていて絶好調」全日本ジュニア
<フィギュアスケート:全日本ジュニア選手権>◇16日◇広島・ひろしんビッグウェーブ◇男子ショートプログラム(SP) 12月のジュニアグランプリ(GP)ファイナル(フランス・グルノーブル)に初出場する高橋星名(14=木下アカデミー)がショートプログラム(SP)に臨み、79・28点で首位発進した。2位の中田璃士を1・36点上回り「最後まで自信を持って滑ることができて良かった」と胸を張った。 冒頭のトリプルアクセル(3回転半)を危なげなく決めると、ルッツ-トーループの連続3回転ジャンプ、3回転フリップを成功。映画「グレイテスト・ショーマン」の「This is me」に合わせ、伸び伸びとした滑りを披露した。「踊りやすい曲調。去年よりも自分に自信を持てていて、絶好調です」。演技中は「楽しむことしか考えていない」といい、「このプログラムを見て、もう1回見たいと思ってもらえるとうれしい」と笑顔で望んだ。 高橋は22年全日本ノービス選手権Aで優勝。ジュニア1年目の昨季は全日本選手権に初出場し、20位となった。今季はトリプルアクセルの安定感が増し、参戦1季目ながらジュニアGPシリーズ第1戦ラトビア大会で優勝、第5戦ポーランド大会2位と躍進。「ジュニアGPを通じてより自分に自信がついた」とうなずいた。 1年前の前回大会は8位だったが、今大会は初優勝も見えてきた。17日のフリーへ「最後まで全力で楽しみます」と明るく誓った。【藤塚大輔】