【ジャパンC キーマンズトーク】ジャスティンパレス・杉山晴紀師 “ディープ産駒対決”「勝てるように努力」
「第44回ジャパンC」には英愛ダービー馬オーギュストロダン、〝キングジョージ〟を制したゴリアットが参戦。内外の実力馬がそろうなか、クリスチャン・デムーロ騎手と再タッグのジャスティンパレスに復活ムードが漂う。昨春の天皇賞に続く2度目のGⅠ制覇へ、杉山晴紀調教師(42)のトーンも急上昇だ。 ――秋初戦の天皇賞では後方から追い上げてきたものの4着 「課題のゲートで後手に回ってしまい、後方から。直線では狭いなか、よく脚を使ってくれた。宝塚記念が精彩を欠く内容だっただけに、強い走りをしてほしいと思いつつ調整してきたのでホッとしている」 ――この中間の調整は 「中3週は初めてになるので、疲れを確認しながら立ち上げた。1週前追い切りはクリスチャン・デムーロ騎手が乗ったが、ホープフルS以来の手綱なので今の感触を確かめてもらった。『止まらないぐらいの勢い。自信を持って競馬へ行ける』と言ってくれた」 ――最終追い切りは坂路単走で4ハロン54秒6、ラスト1ハロン12秒6 「時計は指示どおり。前走時に比べ、無駄な動きがなくなって集中力が高まってきた。このあたりがゲートの駐立において、いいほうに出ないかと思っている」 ――今回は同じディープインパクト産駒のオーギュストロダンが来日 「素晴らしい馬だと思うが、こちらとしては、この馬が勝てるように努力していくだけ」 ――昨春の天皇賞制覇のあと、勝ち星から遠ざかっている 「なかなか勝てないでいるので、何とかもう一度タイトルを獲らせたい。今の成長ぶりならタイトなローテーションもこなしてくれると思うし、調教の内容から前走以上のパフォーマンスができると思う」 (夕刊フジ)