ワールドシリーズ1＜ドジャース・ヤンキース＞延長10回、サヨナラ満塁本塁打を放ったフリーマンを待ち受けるドジャース・大谷（撮影・沢田　明徳）

　NBAレイカーズは、25日（日本時間26日）に開幕2戦目でサンズと対戦。最大22点差をひっくり返す逆転勝利で開幕2連勝を飾った。同日から開幕したMLBワールドシリーズ（WS）でも同じロサンゼルスに本拠を置くドジャースが延長10回にフリーマンのサヨナラ逆転満塁本塁打で劇的勝利。ロサンゼルスの街が大興奮に包まれる夜となった。 　日本時間朝9時すぎのプレーボールだったWS第1戦は、序盤から手に汗握る大接戦となり、最後は2―3の延長10回2死満塁からフリーマンがサヨナラ逆転満塁本塁打。ドジャースが劇的勝利で初戦を制した。大谷翔平も「1番・DH」で先発出場すると、第4打席でWS初安打となる右翼フェンス直撃の二塁打を放ち、ムーキー・ベッツ外野手（32）の同点犠飛をおぜん立てした。 　日本時間11時開始だったレイカーズは試合前から公式X（旧ツイッター）で「本日はアリーナ付近で複数のスポーツイベントが開催されるため、試合前後に渋滞が予想されます。アリーナへの往復の計画を立てる際には、この点にご注意ください」とWSも含めて注意喚起をしていた。 　ドジャース同様、レイカーズにも劇的な展開が待っていた。最大22点リードを許す苦しい前半だったが、後半は一転。第3Qに残り1分35秒に途中出場ゲイブ・ヴィンセントの3Pシュートで逆転に成功。そのままサンズを突き放すと最終クオーター残り1分37秒でトップ付近でレブロン・ジェームズからのパスを受けた八村塁がトドメを刺す3Pシュートを沈めて、チームの逆転勝利に貢献した。八村は先発出場でチーム最長の39分1秒出場。14得点7リバウンドと開幕から2戦連続2桁得点でチームの開幕2連勝に貢献した。 　日本選手たちが躍動した歴史に残る一夜。ロサンゼルスの街はいつまでも熱気と興奮に包まれた。