【紅白リハ】坂本冬美「年を重ねてくると」衝撃的な1カ月「いろんなことがあったのに全部忘れちゃった」
大みそか「第75回NHK紅白歌合戦(後7・20)のリハーサルが29日、東京・渋谷のNHKホールで行われ、歌手の坂本冬美(57)が報道陣の取材に応じた。 36回目の出場の今年は、今年元日に発生した地震と9月の豪雨で大きな被害を受けた被災地の復興を願い、能登・輪島から「能登はいらんかいね」を披露する。中継での参加は初めてで「いろんな意味でいつもと違う緊張感もある。緊張はしますけれども、心を届けられる歌が歌えたら」と語る 今年1年を「もう大みそか?もう紅白?というぐらい早かった」と回顧。漢字一文字で「早」とした。 特に印象に残っていることは、五木ひろしの60周年記念公演。「風邪をひいて2週間ぐらいずっと調子が悪くて、今までこんなにこんなに長引いたことはなかったんですね。本当にお客様に申し訳ないなっていう気持ちで毎日舞台に立っていたのが10月、11月だった」と大変な日々を過ごしたといい、「いろんなことがそれまでもあったはずなのに、そんなこと全部忘れちゃってた。それが衝撃的な1カ月だった」とおちゃめな表情を見せた。 年齢を感じさせない美しさは健在も「年を重ねてくると、あっという間に時が過ぎるんですが、そういったこと(風邪など)はなかなか治りが遅くなるという現実を突きつけられたみたいな感じですかねえ」と苦笑い。来年は「そういう風邪をひかないように、元気に歌えらればなと思っています」といい、31日の本番も「あと3日ですけれども、体調を整えて頑張りたいと思います」と意気込みを語った。 今年の紅白のテーマは「あなたへの歌」。パリ五輪・パラリンピックに歓喜し、高揚した一方で、相次ぐ自然災害や終わらぬ紛争…多くの悲しみもあった2024年の大みそかに「ひとりひとりに最高の歌を」と思いを込める。司会は、お笑いタレントの有吉弘行、女優の橋本環奈、伊藤沙莉、同局・鈴木奈穂子アナウンサーの4人。