奥野壮&豊田裕大 BL作品で“ダブル王子”役 “胸に手をはわせる”しぐさにドキドキも<コスメティック・プレイラバー>
奥野壮と豊田裕大がダブル主演を務める「コスメティック・プレイラバー」(毎週月曜深夜2:55-3:55、フジテレビ、FODで独占配信、TVerで見逃し配信※時間変更の場合あり)が8月5日(月)より放送・配信される。スタートに先駆けて真面目で心優しい美容部員・間宮棗(なつめ)を演じる奥野、先輩を溺愛するハイスペックで少し生意気な後輩・佐橋斗真を演じる豊田にインタビューを行い、お互いの印象についてや、人気漫画の実写化で主演を務める意気込みなどを聞いた。 【写真】後輩イケメン美容部員の色気にメロメロになること必至…!華麗なるロッカードン ■コスメ業界の“ダブル王子”が甘い恋に落ちる 同ドラマは、“電子コミック大賞2021BL部門賞”を受賞した楢島さち氏による同名漫画を実写ドラマ化した純愛ラブストーリー。生意気でクールな後輩美容部員と、真面目でピュアな先輩美容部員、コスメ業界の“ダブル王子”が甘い恋に落ちていく模様を描く。 ――人気漫画の実写化でダブル主演を務めた感想を教えてください。 奥野:楽しかった!(笑) 僕、あまり結ばれる役をやったことがなかったんです。BL作品に限らず、ラブコメでも結ばれないことが多かったのですが、今回やっと結ばれました。撮影に入る前から結ばれることが分かっていたので、「やっと結ばれる役が来た!」というワクワク感があり、撮影がとても楽しかったです。 豊田:そうだったんだ! 僕も楽しかったです! でも、戸惑うことも多かったなという印象です…。 奥野:思い出した! BL作品特有の手の動きがあるのですが、相手に好意があるというのを示す際に、相手の胸に手をはわせるしぐさがあるんです。豊田くんが僕をドキドキさせなければならないのですが、豊田くんがドキドキしながらやっていたのでつい笑ってしまいました。 豊田:普段やらない動きだったので、とにかく探り探りやっていました。でも、奥野くんがアドバイスしてくれたので、スムーズに撮影することができたように思います。 奥野:僕はバレエをやっていたこともあり、BL作品に求められている美しい手の動きを理解することができたので、「こうやったらいいんじゃないかな?」と伝えさせていただきました。それでも、豊田くんがドキドキしながら演じていたので、正直面白かったです(笑)。 ――豊田さんは今回が連続ドラマ初主演ですが、プレッシャーが大きかったのではないですか? 豊田:もちろんプレッシャーはありました。でも、1人ではないですし、何より相手が奥野くんだったので乗り越えられた部分があります。実際に会ったら、奥野くんはすごく話しやすかったですし、お芝居もやりやすかったので、最初に感じていたプレッシャーや緊張はどんどん消えていきました。 ――これまで主演を務めてきた経験のある奥野さんはいかがですか? 奥野:僕も偉そうなことは言えませんが、プレッシャーはなかったです。純粋にこの作品を楽しんでいたということに尽きる気がしています。主役だからとか、2人だけの物語だから僕たちが頑張らなければという気負いもしませんでしたし、現場で起こるものを楽しんでいました。 ■奥野、豊田の印象は「顔が…」 ――先ほど豊田さんが奥野さんの印象について、話しやすいとおっしゃっていましたが、奥野さんから見た豊田さんの印象は? 豊田:どうたったの? 奥野:顔が…(笑)。 ――顔が…? 奥野:顔が緊張していたなという印象でした! 豊田:(笑)。たぶん、緊張しているように見える顔なんですよね。 奥野:豊田くんはきれいなお顔をしているのですが、結構印象的なお顔立ちをしているんです。いい意味でかげのある雰囲気もある。それに加えて眉毛もしっかりしていて、ただ黙っていると怒っているのかな、もしかしてちょっと人間苦手なのかな?みたいな感じがしてしまうんです(笑)。 豊田:黒目が人よりも黒いからだと思うんですが、よくそういった誤解をされがちです(笑)。 奥野:僕も誤解をしてしまって、どうやって仲良くしようか、どうやってお芝居しようかと悩みました(笑)。BL作品は他の作品以上に、日常の雰囲気が絵に出ると思っているので、いかに豊田くんと打ち解けられるのかを試行錯誤していたように思います(笑)。でも、撮影に入った瞬間、不安はどんどんなくなりましたし、しゃべるたびに仲良くなれました。今、振り返ってみても、短期間でこんなにも仲よくなれちゃうんだ?という感覚があります。 豊田:会っていない時間のほうが短かったからね!(笑) ■豊田「人をこれだけ愛せるということはなかなかない」 ――そんなお二人が全力を注いだ同ドラマのお気に入りシーンやせりふを教えてください。 豊田:僕は、予告でも使われている「これから覚悟してくださいね」ですね。あとは、ネタバレになってしまうので詳しく言えませんが、いつもクールな佐橋が、自分の思いを吐き出すシーンがすごく印象的でした。佐橋が棗に向ける愛はここまで重いのかと驚きながら、人をこれだけ愛せるということはなかなかないと感動したシーンでもあるので、ぜひ注目してほしいです。 奥野:僕、「佐橋」ですね。 ――佐橋?(笑) 奥野:「佐橋」と何回も言うんですけど、息が抜けていくと言いますか、潰れちゃいがちだったんです。どのせりふよりも苦労したので、印象深いです(笑)。 豊田:俺は棗さんの方がいいづらいです(笑)。 奥野:お互い言いづらかったみたいです(笑)。 ■頑張ったときのご褒美は? ――なるほど(笑)。この作品では、お二人が演じるキャラクターが、コスメの力で客を癒やしていくことになると思います。お二人にとっての「充電方法」や「頑張ったときのご褒美」を教えてください。 奥野:一緒に作品を作った監督から頂いた手紙を読みます!しんどくなった時にいつもそれを読み返して、力に変えています。普通にリラクッスするのであれば、漫画が好きなので、漫画を読みます。今、特にハマっているのは、「SAKAMOTO DAYS」「ONE PIECE」です! 週刊少年ジャンプ作品が最高です! 豊田:僕は音楽と読書です。本を読むことで没頭できますし、頭がすっきりします。あと、ご飯系のショート動画を見ることも好きです。気になった場所を調べて今度行こうと計画を練るのが好きですし、食が癒やしになっています。 ◆取材・文=くまこでたまこ/撮影=永田正雄/ヘアメイク=松本真由子(奥野)、速水昭仁(豊田)/ スタイリスト=三宅剛(奥野)、杉浦優(豊田)/衣装協力=ナノアット(ジョワイユ)、Blanc YM(TEENY RANCH)、FARAH(URBAN RESEARCH ONLINE STORE)、Pantofola d'Oro(ADONUST MUSEUM)