木村拓哉主演『グランメゾン東京』本場パリを舞台に映画化 鈴木京香らドラマキャストも総出演
俳優の木村拓哉が主演を務め、2019年にTBS系日曜劇場枠で放送されたドラマ『グランメゾン東京』が映画化され、『グランメゾン・パリ』として今冬、劇場公開されることが明らかになった。映画でも監督の塚原あゆ子、脚本の黒岩勉のタッグは続投。日本を飛び出し、フランス料理の本場・パリを舞台にした物語をつむぐ。今年3月にパリで大規模なロケ撮影を敢行し、木村や鈴木京香ら主要キャストは、劇中で日本語のせりふと変わらない量のフランス語での芝居にも挑戦した。 【画像】映画『グランメゾン・パリ』に出演するドラマキャスト ■ドラマ『グランメゾン東京』とは? 本作で木村が演じるのは、料理のためなら妥協を一切許さない、木村自身のストイックさにも通じるフランス料理のシェフ・尾花夏樹。ドラマでは、己の慢心が招いた重大事件によって、パリで二つ星を獲得した店と仲間をすべて失い、どん底まで転落した尾花が、鈴木京香演じる女性シェフ・早見倫子と出会い、もう一度シェフとして生き直し、周囲と衝突しながらも日本で三つ星レストラン「グランメゾン東京」を作り上げようと奮闘する姿が描かれた。 ■映画『グランメゾン・パリ』に至るまで 放送終了時より続編を望む声が多く寄せられていた本作。今年1月に公式サイト・公式SNSで「グランメゾン・プロジェクト始動」という言葉のみが明かされ、再始動に歓喜の声があがる中、3月に、「グランメゾン東京」が三つ星を獲得した後を描く、スペシャルドラマの放送が発表された。このたび、ドラマだけでなく、映画の撮影も行っていたことが明らかになった。 ■映画『グランメゾン・パリ』のストーリー 「グランメゾン東京」が日本で“三つ星”を獲得してから時が経ち、尾花は倫子と、フランス料理の本場・パリで、新店舗「グランメゾン・パリ」を立ち上げ、アジア人初となるミシュラン“三つ星”を獲得するために奮闘していた。 名だたる巨匠たちがしのぎを削る本場フランスで、フランス料理で “三つ星”を獲得することは、尾花にとっての悲願。だが異国の地のシェフにとっては、満足のいく食材を手に入れることにすら高い壁があり、“三つ星”に選ばれるなど夢のまた夢。「グランメゾン・パリ」は結果を出せない日々が続いていた。 そしてあるガラディナーでの失態が原因で、かつての師と「次のミシュランで三つ星を獲れなければ、店を辞めフランスから出ていく」という約束を交わしてしまう。かつてカリスマシェフと称された尾花は、挫折や国境の壁を乗り越え、仲間とともに世界最高峰の“三つ星”を手に入れることは出来るのか!? ■木村の主演ドラマが映画化されるのは9年ぶり 木村にとって、主演ドラマが映画化されるのは、2015年公開の『HERO』以来、約9年ぶり。スペシャルドラマの発表時も木村の金髪化が話題になったが、これには、今回の映画で料理監修を手がける小林圭シェフへのリスペクトの表れだった。 小林シェフは、2020年、実際にアジア人初となるフランスの三つ星を獲得した「Restaurant KEI」のシェフ。異国の地のシェフが個人店で三つ星を獲ることは奇跡と言っても過言ではなく、5年経った今でも、ミシュランガイド・フランスでのアジア人店舗での三つ星獲得は「Restaurant KEI」の1店舗のみとなる。本作の撮影で、木村はそんな小林シェフに敬意を込め、自身も金髪にするなど、強い想いをもって撮影に臨んでいた。 ■ドラマキャストも総出演、スクリーンに「グラメメンバー」集結 木村、鈴木のほか、沢村一樹(ホール責任者・京野陸太郎役)、及川光博(シェフ・相沢瓶人役)、玉森裕太(Kis-My-Ft2)(シェフ・平古祥平役)、寛一郎(部門シェフ・芹田公一役)、吉谷彩子(パティシエ・松井萌絵役)、中村アン(ホールスタッフ&ソムリエール・久住栞奈役)、冨永愛(フードインフルエンサー、リンダ・真知子・リシャール役)といった連続ドラマから出演しているキャスト陣も再集結した。