福島県算数・数学ジュニアオリンピック4人が金メダル 来月26日表彰式
福島県教委は20日、小学5年生から中学3年生までを対照とした2024(令和6)年度の県算数・数学ジュニアオリンピックのメダリストを発表した。小学生、中学生の両部門で計4人が金メダリストに選ばれた。いわき市の湯川寛之さん(内郷一中3年)は3年連続の受賞で、県教委によると、初めての快挙という。 金メダリストは小学生の部で稲熊航来さん(蓬萊小6年)と金井晃太朗さん(福島大付小6年)、中学生の部で湯川さんと高島脩矢さん(二本松三中3年)。学校の部では、福島大付属小と同付属中が最高賞に輝いた。 表彰式は12月26日、福島市のこむこむで行われる。県算数・数学ジュニアオリンピックは10月、福島市の福島大などで計529人が難問に挑戦した。 金以外のメダリスト、学校賞は次の通り。 ◇小学生▽銀=高橋由宇(国見)今泉玲南(橘)上楽康太(桑野)斎藤遥(阿武隈)小林和真(泉北)関本想(会津若松ザベリオ学園)▽銅=渡辺亜郞(福島一)上遠野煌(森合)川村桜真(本宮まゆみ)宍戸諒哉(福島大付)井上誠万(開成)二瓶里彩(富田西)鎌田倖成(大島)菅谷優太(柏城)滝口颯太(鏡石二)吉田悠希(久ノ浜一)仲西颯佑(勿来一)
◇中学生▽銀=平山大智、加藤凜朗、渡辺正成、佐藤千皓(福島大付)赤間創(福島成蹊)林竜也(小名浜一)吉田一朝(勿来一)▽銅=山田敦大(北信)中村大志(梁川)横川真子、佐藤蒼士(福島大付)内田結人(郡山二)山田直生(須賀川一)渡辺大翔(石川義塾)弓田珠璃(田島)佐川聖歩(ふたば未来学園) ◇学校賞・小学校▽最高賞=福島大付▽優秀賞=鏡石二▽特別賞=開成、大島、会津若松ザベリオ学園 ◇同・中学校▽最高賞=福島大付▽優秀賞=福島成蹊▽特別賞=郡山二、郡山ザベリオ学園、石川義塾 ■来年の「日本ジュニア」上位目指す 湯川さん 3年連続で金メダルに輝いた湯川寛之さんは「連続で取れるように目指していたので、シンプルにうれしい」と喜んだ。 幼少のころから立体パズル遊びに夢中になり、算数・数学の能力を伸ばした。実用数学技能検定「数検」は小学4年で4級、小学6年で準1級、中学2年で1級をそれぞれ取得。現在は1日3時間、数学を勉強し、特に代数が得意という。「数学が好きなので勉強は楽しい」と話す。来年1月に予選、2月に本戦が行われる日本ジュニア数学オリンピックでの上位進出を目指している。
小学6年から取り組んでいるプログラミングの大会でも優秀な成績を収めている。将来の夢はシステムエンジニアになることという。