「会話力」を上げる4つの方法。誰にでもできる!
「もっと人との会話がうまくなりたい」と思っていませんか? 幸いなことに、会話術は学んで身につけることができると説くのは、ニューヨーク・タイムズ紙のコラムニスト、デイヴィッド・ブルックス氏です。 同氏は、新著『How to Know a Person: The Art of Seeing Others Deeply and Being Deeply Seen (会話を通して人を知る方法:人を深く知り、自分を深く知ってもらう技術)』で、このスキルについて詳しく説明しています。 ビル・ゲイツ氏も、先日公開した「2024年夏に読むべき5冊」として、この本をリストアップしています。そして、「『How to Know a Person』はこのうえなくお勧めできる1冊だ」と絶賛しています。 ゲイツ氏はこの本のレビューの中で、ユーモアを交えながら、自分自身は「いつでも、世間話をするより、ソフトウェアを作っているほうが気が楽なタイプだ」と認めています。それでも、これまでの人生の中で、うまく会話ができる人になるためのスキルを磨いてきたといいます。 では、ブルックス氏の本を読んだゲイツ氏が、特に有益だと感じたアドバイスを4つ、以下にご紹介しましょう。
1.「ラウド・リスニング」を習慣づける
ブルックス氏が言う「ラウド(声高な)・リスニング」は、「アクティブ・リスニング」という別名をもつ、人の話を聞くメソッドです。 呼び名はともかく、「どんな内容であれ、相手の話を集中して聞いていることを態度で示す」のが、このメソッドのポイントです。 「会話の相手が話している時は、それなりのカロリーを消費するくらいの勢いで、積極的に聞いている姿勢を態度で見せることが肝心です」と、ブルックス氏は書いています。 ゲイツ氏は、自身の行動を顧みてみると、相手の話していることに興味がある時や、会話から何か学べるものがある時は、上手にラウド・リスニングができていたと語ります。 そのうえで、「しかし、その人が今直面している苦労であれ誇りに思う成果であれ、常に熱心に相手の話を聞けば、時に人生を一変させるほどの気づきを得られることが、この本を読んで、はっきりとわかりました」と綴っています。