小松陽平が現役引退「大切な宝物」東海大時代に箱根駅伝MVPで初優勝に貢献
ロジスティードの小松陽平が現役引退することを自身のSNSで発表した。 小松は1997年生まれの26歳。北海道出身で東海大四高では1500mと5000mで2、3年時にインターハイに出場した。高校駅伝北海道大会でも1区区間賞と活躍している。5000mは14分20秒43だった。 【惜別コラム】福島の顔であり続けた今井正人『山の神』の原点となった青東駅伝の“お国入り” 東海大に進むと、当初は關颯人、鬼塚翔太、羽生拓矢、館澤亨次、阪口竜平ら“黄金世代”と言われた同期の影に隠れていたが、徐々に頭角を現わすと、3年時の箱根駅伝では8区区間新の快走。同校初の箱根駅伝優勝に貢献し、大会MVPに当たる金栗四三杯を受賞した。4年時にも8区区間賞を獲得している。 卒業後はプレス工業に進み、21年に日立物流(現・ロジスティード)へ移籍。23、24年と全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の1区を務めた。 小松は自身のSNSで「今季で陸上を引退することにしました」と報告し、「意外と悔しいという気持ちよりはここまでよく頑張ったなぁという満足感の方が強いです。高校から始めた陸上でさまざまな経験、出会い、思い出があり、すべて私にとって大切な宝物です。感謝の気持ちでいっぱいです」と綴っている。 今後は地元の北海道札幌市に戻る予定で、「ランニングはほどほどに続ける」とし、5月19日の洞爺湖でのマラソンに出場する予定だという。
月陸編集部