ペットボトル入り白湯が1.7倍に拡大 通年の健康ニーズに対応 アサヒ飲料「おいしい水」ブランドの成長へ貢献
アサヒ飲料の米女太一社長は12月17日の年末会見で 「おいしい水 天然水 白湯」(白湯)の1-11月販売数量が前年同期比約1.7倍になったことを明らかにした。 通年の健康ニーズに対応したことと増量が奏功したとみられる。 好調要因について米女社長は「健康に対する感度がますます高まっており、それにマッチした商品が出るとお買い上げいただけると認識している」と語る。 同社によると、「白湯」に対して“ノンカフェインで助かる”“おいしくて体にしみわたる”などのさまざまな声が寄せられ、白湯の飲用経験率は年々増加しており、女性だけではなく男性の飲用経験率も増えているという。 増量商品は9月24日から発売している。“日中も飲めるたっぷりとした容量がほしい”というユーザーの声に対応して、従来の340mlから475mlに増量した。 パッケージは“天然水”の文字を中央に記載することで、天然水であることを訴求。従来同様、475mlのラベルには中味が冷めにくい不織布素材の保温ラベルを採用している。 10月8日からは、出勤時や外出先での飲用シーン獲得に向けて、一部自販機などで275mlPETサイズをテスト販売している。 「白湯」は2022年11月に期間限定で発売し“夏場でも販売して欲しい”というユーザーの声を受けて23年9月から通年販売している。 「白湯」やラベルレスボトル商品(ラベルレス)の好調、「長期保存水」(防災備蓄用)の需要急増により「おいしい水」ブランドの1-11月販売実績は2%増の1778万ケースとなった。 なお、同期間、ラベルレスレスは、水・お茶・乳性・炭酸水のカテゴリーで多彩なラベルレスを取り揃え、12%増の891万ケースを記録し、「長期保存水」は備蓄需要の高まりにより約3倍に拡大した。