【笹井氏会見速報(11)】小保方さんは論文の撤回を否定しているが?
STAP細胞論文の共著者で、理化学研究所の発生・再生科学総合研究センター(CDB)副センター長、笹井芳樹氏が16日午後、都内で会見。主な質疑応答は以下の通り。 【アーカイブ動画】STAP細胞論文の共著者・笹井氏が会見 質問「論文撤回をめぐっては小保方さんは撤回を否定していて意見が対立しているが」 笹井さん「小保方さんに限らず、ハーバードの共同研究者たちは撤回を必要としないといっている。小保方さんがこれについてどういう考えを持っているかについては小保方さん以外は図り知れない」 笹井さん「私自身としては、ひびの入った細工で作るよりかは、さらにきちっとした形でくみ上げるのがいいのでは。バカンティ教授とは会っていない」 質問「笹井先生は再現実験に協力するかどうか」 笹井さん「私どももSTAPという現象、2日程度強いストレス後に細胞がサバイバルしようとしてストレス反応してその中の一部でリプログラミングがはじまると。ですからこれはだれがやってもできるよう改良する必要があると」 質問「プロトコルを出すべきでは?」 笹井さん「ネイチャープロトコルのようなものを書こうと話していたが、今回の論文に関していうと、アクセプトされてから発表までが極端に短かった。そのためにその準備をする時間がなかった」 質問「若山さんが小保方さんにマウスを渡してつくったSTAP細胞ができてそれが別の系統だったというのはどう考えられるか」 笹井さん「私自身は存じ上げてないが、若山研で閉じたことなので、当事者同士が確認するような話しだと思う」 質問「残っているキメラマウスの血液を調べるのは」 笹井さん「キメラの出ているやつが生き残ってますかね。僕はそのへんは」