映画『ルート29』主演・綾瀬はるか直筆イラスト「トンボとハル」

　綾瀬はるかが主演する映画『ルート29』より、主題歌「Mirror」を手掛けたBialystocksの甫木元が、本編映像を使って作り上げた「Mirror」MVが解禁。併せて、綾瀬の直筆による「トンボとハル」イラスト2種も公開された。 【動画】主題歌を担当したBialystocksの甫木元が本編映像を使い仕上げた「Mirror」MV 　本作は、他者とコミュニケーションを取ることをあまりしない主人公トンボが、風変わりな女の子ハルを連れて旅に出た先でのさまざまな出会い、そこで次第に深まるハルとの絆によって、からっぽだった心に喜びや悲しみの感情が満ちていく時間を綴ったロードムービー。 　デビュー作の『こちらあみ子』で第27回新藤兼人賞金賞はじめ数多くの賞を受賞した森井勇佑監督が、詩人・中尾太一の「ルート29、解放」からインスピレーションを受け、映画の舞台ともなった姫路から鳥取を結ぶ一本道の国道29号を約1ヵ月間旅し、脚本を完成させた。 　他者と交わろうとしないひとりぼっちの主人公のり子を演じたのは綾瀬はるか。ハル役には『こちらあみ子』でデビューし第36回高崎映画祭最優秀新人俳優賞を受賞した大沢一菜。森井監督作品には2作品続けての登場となる。そのほか、市川実日子、高良健吾、原田琥之佑、河井青葉、渡辺美佐子など実力派キャストたちが集結した。 　鳥取の町で清掃員として働いている女性・のり子（綾瀬）は、いつもひとりぼっち。ある日、仕事で訪れた病院で、入院患者の理映子（市川）から「姫路にいる私の娘をここに連れてきてほしい」と頼まれた彼女は、何かに突き動かされるように姫路へと向かう。のり子が見つけることができた少女・ハル（大沢）は、森の中で秘密基地を作って遊ぶ風変わりな女の子だった。初対面ののり子の顔を見て、「トンボ」というあだ名をつけるハル。さまざまな人たちと出会いながら、姫路から鳥取まで一本道の国道29号線を進んでいく2人の旅が始まった。 　このたび、主題歌「Mirror」を手掛けたBialystocksの甫木元が、本編映像を使って作り上げた「Mirror」MVが解禁。楽曲にのせて、トンボ（綾瀬）とハル（大沢）の不思議な旅路の新たな一面が描かれる。最後にたたみかけるように映し出されるのは、2人の後ろ姿。彼女たちを見守るような、気持ちの良い余韻が残る。『偶然と想像』などの撮影を手掛けてきた飯岡幸子、『夜明けのすべて』などの照明を担当してきた秋山恵二郎という邦画界を代表する2人による映像美も垣間見ることができるMVに仕上がった。 　自身も映画監督として活躍する甫木は、今回のMVについて「『ルート29』の本編を拝借してMirrorのMVを作りました。ハルとトンボの後をゆっくり追いかけるように少しずつ編集していく作業は、実際二人が旅した距離よりも壮大な心の旅に目を向ける事でした。是非旅の全貌を見に劇場へ遊びに行ってください」と語っている。 　さらに、綾瀬の直筆による「トンボとハル」イラスト2種も公開。トンボとハルが独特のタッチでシュールに描かれた、可愛らしいイラストとなっている。このイラストのステッカーシールが、11月9日に行われる公開記念舞台あいさつで観客に配布される予定。 　映画『ルート29』は、11月8日より全国公開。