ソシエダ指揮官、VAR介入で判定が覆った2本目のPKに不満「フットボールを破壊することになる」
レアル・ソシエダを率いるイマノル・アルグアシル監督が、14日のレアル・マドリード戦の判定について苦言を呈した。15日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。 【ハイライト】久保建英らが健闘も敗れたレアル・ソシエダ ラ・リーガ第4節終了時点でわずか1勝にとどまり、『アノエタ』では連敗中のレアル・ソシエダ。今節はレアル・マドリードを本拠地に迎えた大一番の中、右SBアマリ・トラオレやMFブライス・メンデスら負傷者が続出のチームにおいて、加入後初スタメンとなったMFルカ・スチッチが存在感を発揮。しかし、チームとして枠に3度も嫌われるなど1点が遠かった反面、後半に献上した2つのPKをきっちり決められ、0-2で敗北を喫している。 試合後、2つのPKに言及したアルグアシル監督は、MFセルヒオ・ゴメスのハンドとなった1本目は妥当しつつ、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入により、判定が覆った2本目に不満が噴出。“明白な間違いか”どうかが、論点となりそうなシーンだが、同指揮官は「私にとっては、ペナルティはひとつだけだった。残念だ。あのようなPKを与えるのであれば、本当のフットボールを破壊することになる」と吐露。加えて、「誰もがフットボールを楽しめるように、いくつかのことを変える必要があると思うよ」と見解を述べた。 一方で、レアル・マドリード相手に善戦した中、アルグアシル監督は「傷つき、イライラしている。試合に負けたときはいつもそうだけど、0-2で敗れた今夜のように、良いプレーをしてチャンスを作ったときはなおさら腹が立つ」と悔しさを露わに。また、「ルカのレベルを見ただろう。私が選手たちに何を求めているかを、そしてチームのことを知るには時間が必要だと思っていたけど、それが正しかったことが証明された。だって今夜、彼は素晴らしいプレーをしたからね。多くのポテンシャルを秘めているし、これからもっと良くなるだろう」と今夏加入のスチッチが適応するまでに時間を要するのは仕方のないことだと語っている。 主力の退団に負傷者が続出と苦しいチーム状況だが、新戦力の躍動で浮上の予感を漂わせるレアル・ソシエダ。ミッドウィークに行われる第7節マジョルカ戦で、2勝目を挙げたいところだ。
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