<斎藤工>「進平は蘇ります!(笑)」“進平ロス”を超えて届けたい思いとは? 「海に眠るダイヤモンド」
神木隆之介さん主演のTBS系日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(日曜午後9時)で、鉄平(神木さん)の兄・進平を演じる斎藤工さん。第7話では、水没放棄することが決まった坑内から撤退しようとする進平が、一酸化炭素を吸ってしまい、倒れ込んでしまう展開となった。炭鉱員を演じるにあたって行った役作りや、撮影での裏話を斉藤さんに聞いた。 【写真特集】涙なしで見られない 斎藤工&池田エライザの最後の別れ 「進平は蘇ります!」と予告?も
ドラマは、明治の初めから戦後の高度成長期にかけ、石炭採掘で発展した長崎県の端島(軍艦島)と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、家族の物語。脚本・野木亜紀子さん、監督・塚原あゆ子さん、プロデューサー・新井順子さんのドラマ「アンナチュラル」「MIU404」(同系)、映画「ラストマイル」チームが手がけている。
◇死と隣り合わせだった炭鉱員 役作りは?
--第7話でまさかの展開を迎えました。
意外とロスには起きないと思っていますが、どうなっているでしょうね(笑い)。そういえば、第1話の放送後に「進平あたりが7話あたりで死にそう」と、話数まで予想していた預言者がいたんです。あまりにもピンポイントで当てられてちょっと悔しい気持ちになりましたが、それだけ野木亜紀子さんの脚本を熟知している方なのかもしれませんね!
--危険と隣り合わせの炭鉱員を演じるにあたってどのような役作りをしましたか?
撮影現場に鉱山炭鉱の歴史についてのDVDがあったので、何度か見させていただきました。素晴らしい内容で、他の炭鉱員キャストの皆さんにも薦めたほど。炭鉱が活発だった時代の情勢はもちろん、死と隣り合わせだった現実が描かれていました。別の海外のドキュメンタリーでも、周りに入る炭鉱員は遺言書を残していたり、書類にサインしていたりする様子が描かれていて……。
--それだけ覚悟が必要な仕事だったのですね。
進平が炭鉱内で亡くなってしまったのは偶然ではありますが、そうした方たちがいらっしゃったことを、炭鉱員の役として鎮魂という思いもこめて演じられたらいいなと思いました。