これが本当の空飛ぶクルマ。米アレフ エアロノーティクス社の「アレフ モデルA」が3200台の受注獲得
クルマだがいざという時にはeVTOLとして空を飛ぶ
御覧のとおり、モデルAには大きな翼は存在せず、8基のプロペラはすべてボディ内部に配置されている。いわゆるマルチコプター方式だが、揚力や推進力は多孔質のボディを通じて制御される仕組みだ。 キャビンはシャシに吊り下げられたカプセル型で2名乗車。1名は操縦の有資格者なので、実質的には1名乗りとなる。4~5名乗車が可能なセダンタイプの開発プロジェクト「モデルZ」も立ち上がっており、こちらは2035年までに3万5000ドル(約505万円)という乗用EVに匹敵する低価格を実現するのが目標だ。 通常はクルマとして走行(最高速35マイル:約56km/h)し、たとえば渋滞に巻き込まれたら空を飛ぶ。アレフのモデルAは、なんとも贅沢な乗り物だ。SF映画の世界が、あと1年で現実になる。テクノロジーの進歩にはただただ驚くばかりだ。