今永昇太の76年ぶり球団記録を同僚が抜く カブス先発陣は強力2本柱が支える
◆米大リーグ ブレーブス1―7カブス(15日・米ジョージア州アトランタ=トゥルイストパーク) カブス・鈴木誠也外野手(29)が15日(日本時間16日)、敵地・ブレーブス戦に「2番・右翼」でフル出場し、約1か月ぶりの本塁打となる4号ソロを放ち、4試合ぶりのマルチ安打をマークするなど5打数2安打1打点でチームの勝利に貢献した。カブスは連敗を「2」で止めた。 久々に打線が爆発したカブスだったが、先発したアサドも6回4安打無失点、7奪三振の好投を見せた。アサドはここまで4勝無敗、防御率1・49と安定した成績を残している。 同僚の今永昇太投手(30)は、ここまで8登板で5勝無敗と黒星がなく、防御率0・96はMLB全体で唯一の0点台で、堂々のトップ。アサドと今永はここまで先発した試合は全ての登板で自責点2以下。現地放送によると、1912年以降のカブスの投手で、シーズンの初登板から連続して4回以上を投げて自責2以下だったのは、1948年のジョニー・シュミッツの8試合連続が最長だったが、今永は76年ぶりに8試合連続で並び、アサドは9試合連続で球団記録を更新した。 今永とアサドの2枚看板で9勝無敗。チーム25勝のうち、36%を2人で稼いでいる。22年にメジャーデビューした26歳右腕のアサドは、昨季まで2年で7勝5敗だった。
報知新聞社