【フィギュア】〝りくりゅう〟が全日本で貫禄V ロシア勢の五輪参加容認は「予想していた」
フィギュアスケートペアの〝りくりゅう〟こと三浦璃来、木原龍一組(ともに木下グループ)にとっては、ライバルの参戦も想定内だ。 ショートプログラム(SP)首位で迎えた全日本選手権最終日(22日=大阪・東和薬品ラクタブドーム)のフリーでは138・17点をマーク。合計212・33点で5年ぶり2度目の優勝を飾った。2019年以来となる日本一決定戦を終えた三浦は「出場できていない期間にケガだったり、コロナ禍であったり、たくさんのことがあった。本当に今回出場することができて、そこがまずうれしい」と声を弾ませた。 20日には国際スケート連盟が国際大会から除外されているロシアとベラルーシの選手を26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の予選に参加することを認めると発表。予選を突破した場合はライバルが増えることになるが、木原は「パリ(五輪)の状況などは見ていて、必ず戻ってくるだろうなと予想していた。彼らはトップレベルの技術力を持っていると思うので、その技術力に追いつけるように努力していかないといけない」と冷静に分析した。 この日のフリーは序盤でジャンプのミスが出るなど、改善点も多く見つかった。「自分たちの納得いくSPとフリーがまだできていない。同時に(SPとフリーを)滑り切ることができていない。シーズン後半戦に向けて、試合のようなシミュレーションを増やしていけたら」と三浦。次戦は完璧な演技を披露してみせる。
東スポWEB