大人心をくすぐる『プラレール』 誕生から64年、世代を超えたロングセラーの理由
■大人心を刺激 『プラレール』新シリーズ
6月22日に発売される“大人向け”の新シリーズ『プラレール リアルクラス』。各世代の鉄道好きから人気を誇る、懐かしの名列車として、2021年に定期運用を終了した『185系特急電車(踊り子・緑ストライプ)』と、小田急電鉄の歴史上初めて展望席を実装した『小田急ロマンスカー3100形NSE』が登場します。
『プラレール リアルクラス』は、“飾る楽しみ”と“走らせる楽しみ”、その両方を目指したシリーズ。これまでに『プラレール』で培った技術や、ノウハウが結集しているそうです。
『プラレール リアルクラス』の こだわりについて岩田さんは、「車両の造形・塗装・屋根・座席・パンタグラフなど細部まで、大人の方にも満足いただける仕上がりを目指しました。付属する枕木を表現したリアル直線レール(グレー)は、既存のプラレールのレール(ブルー)と連結できます」と、これまでの既存のレールを走らせることができると言います。
一方、これまでの『プラレール』との違いについて、岩田さんは「お子様向け“遊びやすさを考えたデザインと、最新の車両をラインアップ”している『プラレール』に対して、『プラレール リアルクラス』は大人に向けて“飾って楽しめるリアルなデザインと、子供の頃に憧れた名列車をラインアップ”しているのが特徴です。鉄道好きだけでなく、鉄道トイに興味がある方、鉄道模型初心者、親子など多くの方に手に触れていただきたいです」と明かしました。今後も名列車が登場する予定だということです。
■『プラレール』ロングセラーのワケ
『プラレール』が長年、愛される理由について岩田さんは、「構成玩具的要素を持ち、夢が無限に広がるおもしろさを持つ『プラレール』は、子供の知能の発達にも大変良い教育玩具だと自負しております。それが、これほど永くご愛顧いただける要素の1つではないかと思います。日本ぐらい鉄道が発達し、JRや私鉄が国中を走り回り、いろいろなデザインの列車や電車が走っている国は、世界中探してもありません。新しい鉄道がますます進歩発展していき、『プラレール』の世界も共に進歩発展し走り続けていきます」と展望を明かしました。 画像提供:タカラトミー