「第三次世界大戦のリスクが」 北朝鮮、ウクライナ侵攻に参戦の報道… 杉村太蔵が強い懸念、専門家も同調
杉村太蔵元衆院議員(45)が20日、TBS系情報バラエティー「サンデージャポン」に出演。北朝鮮がウクライナ侵攻に「参戦」の可能性があるとの報道で、「本当に恐ろしいことですけど、第三次世界大戦のリスクが高まっているんじゃないか」と強い懸念を述べた。 ◆在日ウクライナ大使館が公開したロシア軍の侵攻計画書【写真】 番組では、韓国情報機関などが発表した「北朝鮮兵」がロシア国内に移送されたとの報道について特集。今後、ロシアとともにウクライナ侵攻に参戦する可能性が議論された。 こうした情勢について、杉村は「ロシアという、この(国連の)安全保障理事会の常任理事国である一国が、ウクライナに侵攻してしまった。結果的に中東情勢も緊迫化し、いま北朝鮮と韓国も緊張が高まり、一歩間違ったら中国が台湾を侵攻するのではないか...。これ、本当に恐ろしいことですけど、第三次世界大戦のリスクが高まっているんじゃないか」と話した。 杉村の発言に対し、解説者として出演した筑波大学名誉教授でロシア政治専門の中村逸郎氏は、「(杉村の)言う通り、高まっていると思います。ロシア、北朝鮮、そしてイラン。この3つがつながっている」と解説。また、問題の根幹として、北朝鮮とロシアのつながりがあり、「ソビエト連邦時代から、北朝鮮はロシアに1兆円の借金があった。ロシア政府はそれをなしにした」と指摘した。中村氏は、そうしたつながりを利用して「プーチン大統領が、北朝鮮を巻き込みにかかっている」と説明した。
中日スポーツ