『メダロット』が発売された日。トレカやアニメなど多方面に展開したメディアミックス作品。独自のシステムが支持され現在も根強い人気【今日は何の日?】
※本記事は、2023年11月27日にアップした記事を再編集したものです。 一線を画すシステムとストーリー 【記事の画像(12枚)を見る】 いまから27年前の1997年(平成9年)11月28日は、ゲームボーイ用の初代『メダロット』が発売された日。 『メダロット』は、現在も根強い人気を誇るゲームシリーズ。1997年6月号からのコミックボンボンでのコミック版連載を皮切りに、ゲーム、トレーディングカードゲーム、アニメ、玩具など、あらゆるメディアで展開され、好評を博した作品だ。もしかするとゲーム版は知らずとも「アニメにハマった」なんて人もいるんじゃないかな。 原作者である、ほるまりん氏がほぼすべての作品に関わっており、世界設定、キャラクターやメダロットのデザインなどを手掛けている。ボンボンに掲載されていたコミック版の執筆も担当していた。 ゲームの本編シリーズでは毎作『カブト』と『クワガタ』の2バージョンで発売されるのがおなじみとなっている。そのことからも伺い知れるように、本作は当時無数に発売されていた『ポケットモンスター』フォロワー作品のひとつであることは間違いないだろう。しかし、多くのフォロワー作品が消えてゆくなかでも『メダロット』は独自路線の世界を築き上げ、いまも健在。スマートフォン向けの『メダロットS』で、いままさに遊んでいるというプレイヤーも多いのでは? そもそも“メダロット”とは、メダロット社が開発した自我を持つロボットの総称のこと。メダロットどうしを戦わせる“ロボトル”が大流行している世界を舞台に、プレイヤーは悪の組織に立ち向かい世界を救っていく、というのが初代『メダロット』の大まかなストーリーだ。 メダロットはパーツを自由にカスタマイズ可能で、心を宿す“メダル”を素体フレームであるティンペットに搭載。それに加えて頭部・右腕・左腕・脚部の4つのパーツを装着することで1体のメダロットが作られる仕組みになっている。成長するのはメダルのみで、ほかのパーツは自由に組み替えられるという発想がユニークだった。 また、従来のロボットものとは一線を画すシステムとしてメダルやパーツの奪い合いの要素もあり、これが心を熱くさせてくれる。初代『メダロット』にはメダル交換のシステムがなかったため、通信対戦の“しんけんロボトル”に本気で打ち込んでいたプレイヤーも多かっただろう。 1998年3月20日には、「パーコレ」の愛称でおなじみの『メダロット パーツコレクション』が発売。これはすべてのメダルやパーツが入手できる、いわゆる“パワーアップキット”のようなソフトになっている。もちろん、本編シリーズである『カブト』と『クワガタ』と通信も可能だ。限定生産だったためか、同年5月29日にはバージョン違いのような存在の『メダロット パーツコレクション2』が発売されている。 1999年7月23日には続編である『メダロット2』が発売となり、本編がシリーズ化。ゲームボーイから始まり、ニンテンドーDSやニンテンドー3DSにハードを移してナンバリングだけで9作品も発売されている。 家庭用ゲームの最新作は、2020年11月12日に発売された『メダロット クラシックス プラス』。こちらは過去作を合計8タイトルを収録したコレクション作品となっている。また、前述したスマホ向けの『メダロットS』もサービス中だ。 楽天モバイルはデータ高速無制限プランも料金2980円/月とお得! 楽天モバイルのRakuten最強プランは日本全国の通信エリアがデータ高速無制限でプラン料金2980円/月(3278円[税込])。Rakuten Linkアプリ利用なら、無料で国内通話かけ放題に!