【天皇賞・秋】陣営の理解も深まった!ノースブリッジが悲願のG1獲りへ
天皇賞・秋 ノースブリッジ 奥村武調教師 ――前走の札幌記念を勝って、一昨年のエプソムカップ、昨年のAJCCに続く3つ目の重賞タイトルを手にしました。レース内容を振り返ってください。 【天皇賞・秋】出走馬格付けバトル!豪華「G1馬6頭対決」を制した究極の1頭 奥村武調教師(以下、奥):コーナーを4つ回るコース形態が合いそうということと、香港遠征の経験から時計が速くないソフトな馬場が良さそうということで使いましたが、馬の状態も良くしっかり折り合いがついて良い内容の競馬をしてくれたと思います。 ――この中間の過ごし方を教えてください。 奥:前走後はすぐに美浦トレセンへ戻しました。香港一本で行くか迷いましたが、馬の雰囲気が良かったですし稽古の動きも良いので、天皇賞秋へ向かうことにしました。 ――10/17(木)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。 奥:いつも通り、1週前は前に馬を置いてそれを追いかける形でしっかりやって、レース当該週はサラッとやるパターンで調整しています。1週前は良いバランスで走れていたと思います。気持ちの面で言えば、いつもはもっと荒ぶる感じのある馬が「少し大人しいかな」というようにも見えますが、文句のない動きを見せてくれました。 ――前走時と比較して状態面はどのような印象をお持ちですか。 奥:札幌記念のときもかなり良い状態だったので、あれ以上というと難しいですけど、この中間も馬の調子は良いですし、同じくらいの状態で臨めると思います。 ――天皇賞秋は3年連続での参戦となります。レースへの意気込みをお願いします。 奥:海外遠征などの経験を積みながら馬が精神的にも肉体的にも成長しましたし、我々厩舎スタッフもノースブリッジに対する理解が深まって、より上手に調整できるようになってきたと思います。去年、一昨年とは違う競馬ができると思っています。
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