『劇場版モノノ怪 唐傘』キャラ立ち絵と担当キャスト

　2007年にフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」にて放送された『モノノ怪』が映画化。そのタイトルが『劇場版モノノ怪 唐傘』に決定した。公開日は7月26日となる。また併せて、特報映像第2弾と追加キャストが解禁となった。 【動画】新たな3人のメインキャストも登場！　『劇場版 モノノ怪』特報第2弾 　本作は「ノイタミナ」15周年の企画として行われたファン投票で、数十作品の中で上位となった人気作だ。また『空中ブランコ』『C』『つり球』『ガッチャマン クラウズ』などを作り続けてきた中村健治監督の原点となる作品である。 　昨年、『モノノ怪』の放送から15周年の記念企画のひとつとして、大奥を舞台とした、完全新作の劇場版プロジェクトが発表された。アニメーション制作はツインエンジングループの制作スタジオを束ねる「EOTA」。「EOTA」内には、大小のクリエイターユニットが多数存在し、今回『劇場版 モノノ怪』のために中村監督を中心とした体制を構築している。 　過去に「化猫」や「座敷童子」など数々の怪異と対峙してきた薬売りが今回相対するモノノ怪は、【唐傘】となる事がサブタイトルで示された。同時に解禁された特報映像第2弾は女性の叫び声から始まり、3人の女中、アサ（CV：黒沢ともよ）、カメ（CV：悠木碧）、歌山（CV：小山茉美）を中心に大奥の描写が続き、不穏な映像と共に女性たちの苦しみに満ちたセリフが並ぶ。最後は、大奥に渦巻く情念から生まれたモノノ怪に、薬売りが立ち向かう様子が伺える。今回はどのような救済の物語が描かれているか、期待が高まる。 　さらに、3人のメインキャラクターと追加キャスト情報が解禁された。大奥でキャリアアップを図る新人女中のアサ役に黒沢ともよ、大奥に夢を求める新人女中のカメ役に悠木碧、そして大奥の頂点に君臨する御年寄（総取締役）の歌山役を小山茉美が演じることが明らかになった。合わせてキャストからのコメントも発表された。 　黒沢は「オーディションで資料をいただいた時、なんとしても携わりたいと強く願った作品でした。念願叶ってとても嬉しいです」と喜びのコメント。悠木は「カメは悪く言えば注意散漫で空気が読めないんですが、よく言うと自分に正直で天真爛漫（らんまん）な子です。そして若くて可愛い。そんな子が女の園、大奥にやってくる波乱をお察し頂けますでしょうか…」と自身が演じるカメについて語る。小山は「あでやかで美しく不思議な日本絵巻。実直に生きた人間の残留思念なの？　それとも…あれは？」と意味深な言葉をつづった。 　また、本作の第1弾ムビチケカード型前売券が3月22日より販売開始となる。使用されているビジュアルは、劇中でキーポイントとなる要素を散りばめ、本作の世界観を表現したデザインとなっている。特典の和紙風クリアファイルは、『劇場版モノノ怪 唐傘』の主人公・薬売りや、女中たちの色鮮やかな衣装をモチーフに作られた、和紙のような手触りでこだわった豪華仕様。第1弾ムビチケカードは、全国の上映劇場（一部を除く）と各種通販サイトにて販売される。 　『劇場版モノノ怪 唐傘』は、7月26日公開。 ※キャストからのコメント全文は以下の通り。