ド軍が大谷（右）との面談でコービー（左）の秘蔵映像を持ち込む[写真]=Getty Images

　12月10日（現地時間9日）、MLBロサンゼルス・ドジャースとメジャー史上最高額10年総額7億ドル（約1015億円）での契約合意が報じられた大谷翔平。北米プロスポーツ史上最高額の大型契約だっただけに、バスケットボール界からも多くの反応を集めている。 【動画】大谷翔平が入団会見に登壇 　メジャーデビューからの6年間を過ごしたロサンゼルス・エンジェルスを離れ、新天地へと移籍した大谷。その決断の裏には、ロサンゼルス・レイカーズのレジェンドであるコービー・ブライアントからのメッセージがあったことが明かされた。現地メディア『ESPN』のジェフ・パッサン記者が伝えている。 　さかのぼること6年前、2017年のオフにメジャー移籍を目標としていた大谷を評価していたドジャースは、獲得レースに勝利しようと奔走。その切り札として、レイカーズのレジェンドであるコービーに頼み込み、“秘蔵映像”を撮影していたようだ。 　当時はお蔵入りとなっていたこのビデオだが、2日に行われた大谷とドジャースの面談でついに本人のもとへ。映し出されたコービーは、「ロサンゼルス以上に勝つのに適した場所はないし、ドジャースほど勝利に適した球団はほかにない」と語った。 　大谷もコービーの登場には驚きを隠せなかったようで、「あれはこの面談のハイライトの一つでした。本当に驚きましたし、強くて感動的なメッセージでした」と『ESPN』にコメント。結果として、長きにわたってレイカーズを支え続けたシューティングガードの言葉が、ドジャース移籍を後押ししたようだ。