違法薬物密輸を221件摘発…空き部屋悪用した密輸も頻発 東京税関
東京税関はことし上半期に200件以上の違法薬物の密輸を摘発したと発表し、密輸の手口として空き部屋が悪用されるケースが目立っているとして、注意を呼びかけました。 東京税関によりますと、ことし1月から6月までの上半期に摘発した違法薬物密輸の件数は221件で、上半期として過去5年間で最多となりました。 このうち航空機旅客による密輸が81件で、去年の同じ時期の4.5倍と大幅に増加していて、新型コロナウイルスによる入国制限が緩和されたことが影響したとみられています。 また、違法薬物が入った荷物をマンションやアパートの空き部屋に送り、住人になりすました人物に受け取らせる密輸の手口が目立っているということで、東京税関は水際での取り締まりを強化するとともに、不動産業界にも注意を呼びかけています。