コンビニ3大チェーンの「のり弁」コスパがいいのはどれ?セブン・ローソン・ファミマ
ローソン「これがのり弁当」
そして最後はローソン「これがのり弁当 549円(税込)」。 量は今回最大、ほかにはなかった玉子焼きに唐揚げまで付いた欲張りな内容で、唯一米とおかずがセパレートになっているのも特徴です。しかし値段も最高額で、ファミリーマートと比べると80円ほど高い設定。 2022年3月にリリースされた「これが定番!」シリーズのうちの一商品で、従来20℃前後で常温陳列されていた弁当を、5℃前後のチルド製品にして鮮度を保っているそうです。その実力やいかに。 ちくわの磯辺揚げは磯の香りがとてもしっかり。白身魚フライはふんわりとしてボリューム感があり、上のタルタルソースもたっぷりかかっていますが、その味付けはピクルスの香りと酸味がわりと立っており、好みが分かれそうです(ちなみに筆者は好きです)。 コロッケはカレー風味になっていてスパイスの香り鮮やか、唐揚げはニンニクしょうがが効いていて、ハーブと香辛料の香りも感じられました。玉子焼きは少し甘め、きんぴらごぼうは太めのカット。 米はかつおとともに、昆布の甘辛さと旨みがしっかりと効いていました。 全体的に塩味はさほど強く感じないのに、それぞれのキャラが立っているのは、香りに鮮やかなインパクトがあるからでしょう。幕の内、とはいかないまでも、「とにかくバラエティ豊かな味わいが楽しめる」一品でした。
筆者の推しはローソン「これがのり弁当」!
ローソンは定番というよりも、のり弁当に求めるものの少し上をいくバリュー感がありました。セブン‐イレブンはやはり正統派、ファミリーマートは米のおいしさに驚きました。 味も価格も三者三様。いつも食べ慣れているのとは違うのり弁当にも、ぜひトライしてみてください! 文/川瀬章太 【川瀬章太】 フリーライター。神戸・大阪の編プロに8年勤務し、グルメ・街ネタ誌や飲食業界誌などを手がける。取材経験は1500件以上。某純文学新人賞の最終選考に3度残ったことがある。現在はWEBサイト「LIQLOG」などで、ビギナーにやさしいお酒の基礎知識や取材記事を執筆中
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