松山英樹の “パット練習” を新進気鋭の若手パッティングコーチ・丸山颯太が解説
パリオリンピックで銅メダルを獲得した松山英樹。約1カ月前にPGAツアーの公式インスタグラムでは“ヒモ”を使ったパット練習が取り上げられていた。パッティングの練習はいろいろある中で、話題を呼んだ松山の練習方法を2024年9月号の「月刊ゴルフダイジェスト」では深堀していた。そこで「みんなのゴルフダイジェスト」でも紹介する。
「松山プロの練習法はアマチュアにも効きます」(丸山颯太コーチ)
丸山颯太プロコーチ 現在は比嘉一貴、佐藤大平、岩﨑亜久竜を教える若手パッティングコーチで、スコッティキャメロンとアドバイザー契約を結ぶ。また松山英樹プロをサポートする黒宮幹仁コーチがプロデュースする名古屋の「GOLSSYO(ゴルッショ)」でレッスンも行う。
PGAツアーの日本版公式インスタグラムにアップされ、ネット上で多くの意見が飛び交った松山英樹のパット練習法。さまざまな憶測を呼んだ松山英樹の練習法の“ホント”の意味を丸山颯太コーチに解説してもらった。 「多くの練習法があるなかで、一番アマチュアの方に取り入れてほしいのは、スティックでみぞおちとパターを繋げながら打つ練習法です。これは一見、胸でストロークするための練習法と思われがちですが、もっと多くの意味を持っています。それがライ角、ロフトの管理、そして手元の悪さの解消です。この一つの練習法でこれだけ多くの改善ができるのはかなり理にかなっています。松山プロだけでなく日本のトップ選手も取り入れている練習です」 また、4つの練習法に共通するのは「手打ちを防げるということです。体を使ったストロークが身につき、正確な打ち出しができるようになります」という。ひも結びやスティックなど、僕らでもやろうと思えば真似できる練習法。すぐにでも取り入れる価値がありそうだ。
松山のパット練習法① ひも結び打ち
背中から腕の外側を通るように紐を結びストロークする練習。背中にぴったりと張り付くように巻くことがポイントのようだ。 練習の効果:大きな筋肉でストロークできる 背中にある紐を感じながらストロークをすることで、手ではなく背中の大きな筋肉でストロークができる。