「自己破産の手伝い」と偽り消費者ローンを契約 現金200万円をだまし取った疑いで男2人を再逮捕 熊本
「自己破産したい人の手伝い」と偽って知り合いの女性に消費者金融会社のローン契約をさせ、現金をだまし取るなどしたとして、男2人が再逮捕されました。 【写真を見る】「自己破産の手伝い」と偽り消費者ローンを契約 現金200万円をだまし取った疑いで男2人を再逮捕 熊本 窃盗と詐欺の疑いで再逮捕されたのは、住所不定・無職の男(23)と、福岡市南区柳瀬(やなせ)に住む塗装業の男(21)です。 2人は共謀して去年(2024年)5月から8月にかけての4回、熊本市に住む会社員の女性(21)に「知り合いに自己破産したい人がいるが、自己破産するには借金の額が足りない。消費者金融からさらに金を借りている実績を作ることでその人は自己破産ができるので、人助けと思って協力してくれれば謝礼を支払う」と勧誘。 この女性に消費者金融会社のローン契約をさせ、女性の携帯電話を使って引き出した現金200万円を盗んだ疑いなどが持たれています。 警察によりますと、男2人はこの女性に対し、「ローンを契約した後は、自己破産する人の名義に変えるため、返済の必要はない」とも説明していました。 また2人は200万円以外にも、「名義変更を進めるための弁護士費用が必要」などとうそをつき、この女性から合わせて135万円をだまし取った疑いも持たれています。不審に思った女性が2024年9月に警察に相談していました。 女性は福岡市の男と以前からの知り合いで、逮捕された2人は友人だということです。 今回逮捕された2人は2024年5月から6月にかけて、「アルバイトだ」として熊本市に住む美容師の女性(23)に消費者金融とローン契約を結ばせ、女性が借り入れた現金48万円をだまし取ったなどとして、2024年12月7日に詐欺と窃盗の疑いで逮捕されていました。 今回の逮捕について警察の調べに対し、住所不定の男は「間違いありません」と容疑を認めている一方、福岡市の男は「その場にいただけで知らないこともある」と容疑を一部否認しているということです。
熊本放送