北上線の歩み写真で 全線開通100周年記念展【岩手】
JR北上線全線開通100周年記念写真展(北上市主催)は、同市のツインモールプラザ東西両館の連絡通路りぼん橋で開かれている。開業当時の様子や現在は見ることのできない列車、沿線の春夏秋冬の風景など、1世紀にわたる貴重な写真などが展示されている。2025年1月13日まで。 写真愛好者や関係機関から提供を受けたものや、市所蔵の写真、資料合わせて約50点を展示。1924(大正13)年の全線開通当時の横川目駅や藤根駅、旧和賀仙人駅、黒沢尻町の様子を記録した写真や新聞、60年代に撮影された湯田ダム建設に伴う付け替え工事や北上駅、陸中川尻(現ほっとゆだ)駅のにぎわいなどの写真を公開している。 かつて北上線を走行した急行「きたかみ」や迂回(うかい)運行した寝台特急「あけぼの」、仙台―秋田間を結んだ急行「あおば」、秋田新幹線工事期間に1年間運行された「秋田リレー号」、2002年から3年連続運行した「SL錦秋湖号」など懐かしい列車の姿を捉えたものや、満開の桜をはじめ新緑、紅葉、雪など沿線の四季折々の風景を写した魅力的な写真も並ぶ。