千賀滉大、メジャー通算32試合目で初の『空振りゼロ、奪三振ゼロ』 30球中20球がボール
◇13日(日本時間14日)MLB リーグ優勝決定シリーズ第1戦 ドジャース9―0メッツ(ロサンゼルス) ◆千賀滉大の『お化けグラブ』 メッツ(第6シード)の千賀滉大投手(31)は敵地のリーグ優勝決定シリーズ第1戦でドジャース(第1シード)を相手に先発。1回3分の1を2安打3失点で敗戦投手となった。30球で4四球、メジャー通算32試合目の登板で奪三振と空振りゼロはともに自身初だった。大谷翔平選手(30)との直接対決2打席は二ゴロ、タイムリー右前打。メッツは大敗し、シリーズを黒星発進した。 千賀の「ストライク率」は33・3%(30球中10球)だった。一般的にストライクとボールの比率は2対1(ストライク率66・7%)が理想的とされる。 打者がボールゾーンをスイングした球を除く「ストライクゾーン率」は26・7%(30球中8球)、「ボールゾーン率」は73・3%(30球中22球)。米ベースボールサバントなどによれば、新人王投票で2位だった昨季の千賀はストライクゾーン率45%、ボールゾーン率55%だった。 また、この日はメジャー通算32試合目の登板で初めて空振りがゼロ、さらに奪三振もゼロだった。昨季は空振り率29・7%、202奪三振はリーグ8位。 球種の内訳はカットボール16球(53%)、直球7球(23%)、フォーク4球(13%)、スライダー2球(7%)、カーブ1球(3%)。 直球の平均球速は92・6マイル(約149キロ)で、昨季の95・7マイル(約154キロ)から約5キロダウン。他の球種も昨季平均から軒並み球速がダウンしていた。この日は最速も94・5マイル(約152キロ)止まりだった。(写真はAP)
中日スポーツ