元日本一高いビル『あべのハルカス』 地上300メートルで見える「幻の通天閣」 地下には「2トンを10キロにする」日本初の設備【大東駿介の発見!てくてく学】
■地下には「2トンを10キロにする」日本初の設備
あべのハルカスでは“特別な場所”に行ける「ツアー」が行われています。 【ハルカス事業部 杉山達哉さん】「屋上にヘリポートがありまして、そこに行ける『ヘリポートツアー』や、地下5階のバックヤードに行ける『バックヤードツアー』も」 ヘリポートツアーは、地上約300メートルを吹き抜ける風を感じながら、360度の絶景を楽しめます。 今回は深さ26メートル、地下5階の「バックヤードツアー」に案内してもらいました。 地下の扉が開いた瞬間、独特の“におい”に思わず声を上げた大東さん。 異臭の正体は「メタン発酵槽」と呼ばれる装置。ハルカス内の百貨店やレストランなどで排出された生ごみを、微生物の力で分解するものです。高層ビルの中では、あべのハルカスが日本で初めてこの設備を導入したそうです。 生ごみをディスポーザーで粉砕し、メタン発酵槽へ送り込み、バイオガスを発生させて電気や熱を作る仕組みとなっています。 あべのハルカスでは1日に約2トンの生ごみが出ますが、この設備を使うと約10キロにすることができます。通常、生ごみの処理には多くのエネルギーが必要です。しかし、生ごみを運ばず、燃やさず、全てビル内で処理することで、処理費用とCO2の削減に貢献しているのです。 今回初めて「あべのハルカス」を訪れた大東さん。地上300メートルの景色から、地下で行われている取り組みまで、さまざまな発見をできました。 (関西テレビ「newsランナー 大東駿介の発見!てくてく学」 2024年10月24日 木曜日放送)
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