鶴岡市の加茂水産高校が伝統の「水納め」 1年通じ無事に海で実習できたことに感謝
「わっしょい わっしょい」 秋晴れの下、海に入って泳ぐ高校生たち。鶴岡市の加茂水産高校で1日、1年を通じて無事に海で実習ができたことを感謝する伝統の「水納め」が行われました。 県内唯一の水産系の高校・加茂水産高校では春から秋にかけて海で実習や行事を行っています。 「水納め」は1年を通じて事故やけがが無く無事に活動できたことを海に感謝するもので、1946年の創立以来80年近く行われています。 生徒44人が「わっしょい」と掛け声を上げながら身体を上下に動かす伝統の体操で体を温めたあと、海に入りました。 「冷たい」 水温は18度ほど。例年よりも高いといいますが生徒たちは時折、寒そうな表情を浮かべながらも、全員がおよそ50メートルを泳ぎ切りました。 1年生「めちゃくちゃ楽しかったです1年間、充実した生活を送れたのでよかった」 3年生「いろいろ大変なこともあったがみんなで団結して乗り越えることができたのでいい一年だったなと思いました。卒業後、就職していろいろな学校生活の経験を生かして就職先でもしっかり取り組めるように頑張りたい」 加茂水産高校のことしの海での実習はこの日でほぼ終了し、来年5月の水開きで再開します。