今ツアーで卒業する川村文乃の顔がスクリーンいっぱいに映し出された

ハロー！プロジェクトのアイドルグループ、アンジュルムが21日、茨城・結城市民文化センターで秋ツアーの初日公演を迎えた。 スマイレージからアンジュルムに改名10周年記念ツアーで、サブリーダーの川村文乃（25）にとっては最終日にグループを卒業するラストツアーでもある。 リーダーの上國料萌衣（24）が「始まりました！　初日！　期待してもらっていい内容になっています」とファンをあおり、公演はスタート。 卒業カウントダウンに入った川村は「いよいよこの日が来たか」と話しつつ、「一瞬一瞬を大切に、来てくださった皆さんと一緒に最高の時間を過ごしたい」と意気込みを語った。 11月13日発売のニューシングルから「悠々閑々　gonna　bealright！！」を初披露。グループの新たな一面を見せるダンサブルな曲調と、アンジュルムらしいポジティブでハッピーな歌詞にファンは大盛り上がりだ。 最後のあいさつでは、それぞれが公演やリハーサル期間を振り返った。ともに頑張るメンバーから刺激を受けた平山遊季（ゆき、18）は「偉大な先輩方、楽曲、スタッフさんに囲まれてここまでこられた」と感謝。 為永幸音（しおん、20）は「受け継いできたものの魅力を届けながら、今のアンジュルムを最強だなと思ってもらいたい」と力を込め、伊勢鈴蘭（20）は「新体制・新たな一歩ということで、今日は全ての考えを追い払ってステージに立ちました。さらに成長できるツアーにできたら」と決意を語った。 川村は客席へ「楽しかったですか？」と呼びかけ、「初日が来るまでドキドキワクワクだったんですけど、アンジュルムの歴史を感じられるセットリストを今このメンバーで歌えることがうれしいです」と大感激。「最後のツアーを一秒一秒、一公演一公演思い残すことなく過ごしたい」と今ツアーへ懸ける思いを吐露した。 続けて、鳴りやまない声援を受けて「アンジュルムへ熱いファン心を燃やしてくれたり、いろんな形で愛を伝えてくれてうれしい」と、とびっきりの笑顔を見せた。 グループを引っ張る上國料は感極まり「今このメンバーでやれていることがすごくうれしいし、皆さんとここで過ごせていることがとても幸せ」とグループ、ファンへの深い愛を伝え、最後の楽曲まで会場が一体となった温かな雰囲気で初日を締めくくった。

この日を含めてツアーは川村の故郷、高知県立県民文化ホールなど9都市16公演開催。最終日を飾り、川村の卒業コンサートになる11月28日の東京・日本武道館公演も発表された。