オールスターフォワードのジュリアス・ランドルとニックスの延長契約交渉は進展なし?
今夏ニューヨーク・ニックスは、ブルックリン・ネッツとのトレードでミケル・ブリッジズを獲得し、FA(フリーエージェント)戦線でキャメロン・ペインを補強。さらにOG・アヌノビーとプレシャス・アチウワとは再契約を結び、ジェイレン・ブランソンとも延長契約を締結して強力な布陣をそろえた。 今シーズンの予想先発陣はブランソン、ブリッジズ、アヌノビー、ジュリアス・ランドル、ミッチェル・ロビンソンの5人。ベンチにはジョシュ・ハートやドンテ・ディビンチェンゾ、マイルズ・マクブライド、ペイン、アチウワらが控えている。 そうしたなか、得点源の一角ランドルは今月上旬に延長契約を結ぶ資格を得た。2023-24シーズンは今年1月末に右肩を脱臼したことで結果としてシーズン終了になったものの、平均24.0得点9.2リバウンド5.0アシストを残していた。 2019-20シーズンにニックスへ入団後、オールスターに3度、オールNBAチームに2度も選ばれてきた29歳のフォワードは、現行契約が2年残っていて、2025-26シーズンはプレーヤーオプションのため、これを破棄すれば今シーズン終了後に制限なしFAになることができる。 もっとも、地元メディア『SNY』が8月17日(現地時間16日)に報じたところによると、ランドルとニックスは延長契約を結ぶことを急いではいないという。ただ、今夏ブリッジズを加えたことを喜んでおり、特別なチームになるとランドルは信じているようだ。 気になるのは、ランドルが昨年9月に『CAA』から『WME』へエージェントを変更したこと。ニックスは球団社長のレオン・ローズ、エグゼクティブのウィリアム・ウェスリーがこの『CAA』出身で、ブランソンとハート、トム・シボドーHC(ヘッドコーチ)もクライアントとなっている。ランドルがそこから変更したことで、今後の決断にどう影響していくのか注目していきたい。
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