パリ五輪メンバー主将・藤田譲瑠チマが日本代表に2年ぶり招集、森保監督「代表の舞台でも十分に通用する」
パリ五輪を戦った主将が北中米ワールドカップを目指すメンバーに入った。MF藤田譲瑠チマ(シントトロイデン)は日本代表に選出。2022年7月のE-1選手権以来となる二度目のメンバー入りとなった。 【写真】Jリーグ歴代最強の助っ人…元浦和エメルソン氏の現在の姿に反響「うおお」「随分…」 2002年2月生まれの藤田は、東京ヴェルディの育成組織出身。20年に東京Vでトップ昇格を果たすと、徳島ヴォルティスを経て横浜F・マリノスでは22年にJ1優勝も経験。23年夏にシントトロイデンに移籍した。世代別代表の常連として活動を続け、大岩剛監督体制のパリ五輪メンバーではキャプテンを務めた。パリ五輪の戦いではフル出場4試合を含めて全5試合に出場。準々決勝・スペイン戦で敗れた際には涙を流した。 森保一監督は五輪までの戦いぶりについて言及。「チームの中心として、キャプテンとしてチームをまとめて、代表の舞台でも十分に通用するプレー」と評価。「オリンピックが終わってベルギーの所属チームのなかでも安定して先発し、チームの戦いに貢献している」。ベルギー・リーグ7試合連続先発の現状を認めたうえで、約2年ぶりの招集に至ったことを明かした。 指揮官は持ち味以上のポテンシャルにも期待しているようだ。「ボランチとして6番のプレーを主に彼の特長として見ているが、作りのところの6番だけではなくて、8番としての攻撃的なところの可能性も、代表のなかで見てみたい」。五輪を経て成長した姿、そしてW杯出場を懸けた戦いでのさらなる成長を求めていた。