カメラもAIもハンパない! 高性能を極めた「Zenfone 11 Ultra」が日本上陸!
トレンドのAI機能にもアグレッシブ
プロセッサーは現行最高峰と言って差し支えないであろうSnapdragon 8 Gen 3。AIの処理性能を高めたチップで、それを生かした新しいAI機能も搭載されています。 まずは「AI文字起こし」機能。「レコーダー」アプリで録音した音声の文字起こしができる機能で、日本語、英語、中国語を含む8言語に対応。まだベータ版ですが、日本語の文字起こしを試してみたところ、精度はまずまず。要約できる機能もあり、仕事の効率化につながるように思えました。 電話をリアルタイムで通訳する「AI通話翻訳」という機能も搭載。これも8言語に対応し、事前に言語パックをダウンロードしておくことで、ネットにつながらない環境でも利用可能。現時点ではベータ版ですが、使い方は簡単で、シンプルな会話はスムーズに行えそうな印象。海外でホテルやレストランを予約するときにも重宝しそうです。 ほかに、あいまいなキーワードで「ギャラリー」の画像を検索できる機能、オリジナルの壁紙が生成される機能、AIを用いたノイズキャンセング機能なども搭載。スマホのAI機能は、GoogleのPixelとサムスンのGalaxyがリードしている印象がありましたが、そこにZenfoneが肩を並べたように感じました。
弱点はわずか。 “性能怪獣” 再来の予感
5500mAhの大容量バッテリーを搭載し、電池持ちも良好。最大65Wの急速充電に対応し、最短で約39分で充電できるとのこと。最大15Wのワイヤレス充電にも対応しています。 デュアルスピーカーを搭載し、スマホの中では音質はかなりいいほうだと感じました。3.5mmのイヤホンジャックもあり、有線のヘッドフォンで音楽を聴きたい人、ゲームをプレイしたい人にも最適。 生体認証は指紋と顔の両方に対応。指紋センサーはディスプレイに搭載され、片手持ちで親指を当てやすい位置にあることにも好印象。 おサイフケータイに対応し、防水(IPX5/IPX8)・防塵(IP6X)にも対応。nanoSIMは2枚装着できますが、microSDカードは装着できません。eSIMにも非対応。これらは弱点と言っていいでしょうが、逆に言えば、弱点はそれだけ。 Zenfoneはかつて、性能の高さから “性能怪獣” とうたったことがあります。Zenfone 11 Ultraに触れていると、そのキャッチコピーを思い出しました。スペックを最重視するヘヴィユーザーには、見逃せない1台に仕上がっていますよ!
<取材・文/村元正剛(ゴーズ)>